2002年08月01日(木)
コンセント
ずいぶん昔のはなし。とは言っても20年前。 まだ、興味心盛んの中学生になり立てのころ、 不思議に思っていたことがあった。それは、、、。
コンセントの穴である。
そのころ住んでいたアパートの壁についていたコンセントの穴を見て、とあること気付いた。 左右の穴が違うのである。 明らかに、片方の穴の縦の長さが、もう片方と比べて長いのである。 しかしながら、当時のほとんどの電化製品のプラグの爪は、左右とも同じ大きさであった。 なぜ、左右の大きさが違うのか?
とにかく色いろんな説が流れたが、俺たち友人達の間では、 「長い方は、アース用だ。」 と説に落ち着いた。
月日が流れ、カナダにやってきた。ここで、このときの記憶が蘇ったのである。 カナダも同じように、コンセント穴が左右の穴の長さが違うのである。 しかも、その下にもう一つ丸い穴がある。 上部の2穴は、日本のものとほとんど一緒。 日本の電源プラグが難なく入るし、一部の日本の電化製品はそのまま使用できる。 もう一つの丸穴、これがアースなのだ。冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどに使用される。 さて、左右の穴の長さ違いだが、北米では、ほとんどの電化製品の電源プラグは、一見、日本のと同じように見えるが、実際、爪の形が左右違うのだ。右の幅が少し広めになっている。
だから、コンセントの2穴が左右長さが違うのである。
日本のコンセントも、この北米仕様の流れを組んでいたのだ。 北米のアースなしの電源プラグは、90%以上の日本のコンセントに入る。
意外なところで、昔の不思議に思ったことが解けるものだ。
電圧が100v(日本)と、120v(北米)と違います。日本から北米に電気製品を持ちこむときは、 この電圧差に気をつけてください。故障が発生起こりやすいです。 逆のパターン(北米からカナダ)は、意外とトラブルが少ないです。
謎が解けたと言うより、なぜ、電源プラグの爪の形が左右違うのかという謎に置換わっただけかもしれないが、、。
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hisa(nabe)
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