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ミツバチの羽音 - 2011年06月01日(水) 映画が1000円になる水曜日なので、ナナゲイにミツバチの羽音と地球の回転を見に行きました。水曜日だからかな?あるいは今、旬のテーマだからか、すごい人でした。こんなに朝の回にたくさん人が入ってるナナゲイはじめて見ました(ちょっと前に行った「バックドロップクルディスタン」や「愛しきソナ」なんてあなた、、)。 祝島の四季の恵みと人々の営み、そして祝島の鼻先に建てられようとしている上関原発。それからスウェーデンで取り組まれている自然エネルギーの実用化の二つのパートからなっていました。 祝島はもうひとつの映画「祝の島(ほふりのしま)」でも有名な島民主体の原発反対拠点ですな。 とにかく311をはさんだ前の世界から後の世界に語りかけられる一つ一つの言葉が前と後とでどれだけ意味が違ってしまったか愕然とします。 <前>は反原発を叫ぶたかしくんの声にどれだけ少数派の声だったのか。海上で工事阻止行動をする祝島の漁民を説得する中電の現場監督の声(「原発が出来れば雇用が出来て島は豊かになる。第1次産業では生きていけない。」など)が日本全土を覆っていたのだ、ということ、そして私もまたその多数者の声を容認していたのだという事実に胸を刺されます。 ここまでではないけど、この発言は変わらなくてもこの発言を捉える世界が変わってしまったことに気づかされるというか。世界は変わったけど人は変われるのかとか。 ところで監督の鎌仲さんは日本の地域通貨ブームを巻き起こした「エンデの遺言」を作った映像作家さんだったのですね。パラダイムシフトを<前>の世界で仕掛けている人であることに<後>の世界から気づくという感じがしました。 ...
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