西方見聞録...マルコ

 

 

再び無花果の香る頃 - 2010年09月04日(土)

 さて昨年8月22日に博論を提出して、その直後から早朝ランをはじめたので、そろそろ1周年になる>早朝ラン。

 途中ひざを痛めて少し休んだ期間もあったが、大体週に2〜3回7、8キロを走っている。

 別にやせないし、とりたてて何か成果があったわけではないけどでもなんだか朝走る習慣というのは「よきもの」を手に入れた、という感じがする。私のマラソン師匠のNEOさんとNEOさんを走らせた村上春樹に感謝だ(ところで1Q84のテロおばあさんの設定は素で過激フェミニストだったのですね。絶対フェイクだと思っていたんですが)。

 取り立てて成果がないと書いたが、内面的にはいろいろ変化があった。>走る私。

 まず長年の悩みだった肩こりと腰痛が解決した。これは金哲彦の体幹ランニング関連本を読んで以来なのだが、肩甲骨を寄せて、尾てい骨を少し突き出す感じで姿勢を良くして走る、あるいは普通に暮らすことをするようになった。そうしたらマッサージや整体に定期的に通わなくても良くなった。私に金哲彦を紹介してくれたSさまありがとう〜

 あとはマラソンコースを通じてわが町とより親しくなった。観光地でもないのに蓮の花が咲き乱れるレンコン畑、季節によって表情を変えるたくさんのため池、季節ごとに空気の香りを変える果樹園の数々。そしてそのマラソンコースにしている歩道の保守のため地元の人が定期的に草刈をするために早朝から働いてくれてること。水利組合のおっちゃんたちが水路の管理に5時台から集まって仕事していること。朝この町を走らなかったら知らないままでいたことがたくさんある。

 そしてやっぱり走る私はいろいろと前向きなのだ。

 つらいこともはらわたのよじれるようなことも、とりあえず朝の光が浄化してくれる。怒っていてもしょうがない。とにかくやれることをやるしかない。

 で、今後も歩き始めるその日までぼちぼち走っていこうと思う。
 目標としては、「飲んで食っても現状の体型&体重維持」って感じの運動量を目指している。

 

 


...



 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home