その言説でしか守るすべはないのか - 2009年12月19日(土) はいはい、この日私どもがドコに行ったかというと、、、農協さんのひらいた「親子クッキング教室」でございます。 嵩が大きいので保護者の姿が目立ちますが、 前の方はこんな感じで子どもがうじゃうじゃ。 おKさん保育園時代のご友人の数家族で参加いたしました。 うちは家族4人で参加したんですが、成年男子の参加者は2名、うちのあめでおさんともう1人、よそんちのクッキングパパが参加してました。 この日のお料理は「米粉ロールケーキ」「ミルク入りかす汁」「鮭と小松菜の混ぜごはん」「さつまいものメープルシロップ焼き」の4品でした。一番時間がかかってメインだったのは「米粉ロールケーキ」でしょうかね。あとの3品はロールケーキをオーブンで焼いてる間にちゃっちゃと完成したって感じです。 朝9時半から調理して、12時過ぎに完成試食。その後子どもはお野菜ビンゴゲームをしてオトナは料理講師の先生のご講話を伺いました。 で、私はオトナなので講話を聴いたのですが、あめでおさんはなぜか子どもとビンゴゲーム(の写真撮影を)していました。もう一人のクッキングパパは講話聞いてたわよ! ででで、講話の内容なんですが、「地産地消推奨、国産品を食べましょう」というまあ農協らしいテーマなんですが、こういう声を「お話」にするときってどうして国粋主義っぽいフレームワークになっちゃうのかな〜。と、ちょっとだけ考えました。もちろん日本農業やそこでなりたつ農村社会、さらには食料自給率を守るということの重要性は理解するのですが、そのために「輸入品ひいては途上国の農業の非安全性」「他国と戦争する可能性」に言及するのはいかがなものなのかな? と、講話の時間、隣の部屋でビンゴゲームをしていて途中ちょっと業務連絡でこっちの部屋にも来たあめでおさんに私の懸念を打ちあけたら 「国内農業と農村を守る声の少数化が進む中で、国粋主義的な言説しか、わかりやすく日本の農業存続のための声をだしてくれなくなってきている、という現状がモンダイなのではないか」 という指摘を受けました。 都市消費者が絶対的多数派になろうとする中、途上国の生産者と先進国の生産者がライバルとして互いを攻撃しあうのではなく、たがいに連帯・協力することができ、なおかつそれを支持するような消費者のありかたってのはどんなものか。ちょっと悩んでしまった農協親子クッキング教室なのでした。 ...
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