西方見聞録...マルコ

 

 

宇治 - 2008年08月03日(日)

 暑いですけど、宇治に行きました。1号さんは「暑いよめんどくさいよ」と文句タレタレだったんですが家に居ても暑いしさ(うちエアコン使わないから)。
「源氏物語の舞台だから行こうよ〜」と諭しても「なにそれ」と無反応。
母は意を決して申し上げます。

「1号や源氏物語とはわが国の記念碑的文学作品でありますが、その実はエロです。」

と、身も蓋もない説明をしたところ1号さんは身を乗り出して「えろ?百人一首の時代の話でしょ?それなのにエロ?」

 百人一首だってかなり激しいじゃん。内容を把握せずにキミはあんなに諳んじているのか。それにしてもエロは万人をひきつけるな〜。小学校5年生女児もエロにはひきつけられるのか。
 道々源氏物語がどういう話か、とか中宮定子VS皇后彰子と清少納言VS紫式部のライバル日本史な話とかしながらJR乗り継いで宇治へ。



 まずは宇治橋の袂で紫式部像を見たあと宇治川の親水空間へ。


流れが速いな〜これは流されたら救出が難しそうです。でもきれいな水でした。昔多摩川今大和川沿岸民の私どもには清流の大河ってめずらしいです。




宇治橋から上流の朝霧橋を望みます。宇治橋を渡りきったところにある「函館市場」という回転寿司で昼食を食べました。回転寿司、100円均一のところしか斑鳩にはないんです。が、ここでは300円皿とか回ってて子どもは平気で300円皿行きますが、親は思わず100円皿180円皿を選んでしまい、欲求不満が募りました。




で、朝霧橋の袂の宇治10帖碑。



朝霧橋を渡ります。今の季節は夜の7時から鵜飼をやっててそれを見る船があるようです。あと春と秋桜ともみじの見ごろには屋形船が出るようですがいまは昼間の船関連サービスは無し。午後7時まではちょっと待てないので、船遊びはあきらめます。




 で、おなじみ10円玉の宇治平等院。修学旅行以来です。昔は天皇さんもこのポジションから平等院を見たそうです。紫式部のパトロン藤原道長パパの息子さん、頼道が建てたこの世の極楽だそうです。



 平等院の鳳凰堂の中までいきます。昔はこの中は藤原頼道とかかなり限定された人しかここまでは肉薄できなかったとか、でもいまは300円の追加料金で入れます。ビバ現代。1時間3回1回50人までなので結構もったいぶってますがしっかり係りのお姉さんが解説してくれてお得です。

 法隆寺や東大寺を見慣れた目から見ると華奢な感じです。貴族文化なのね〜。




 で、宇治は御茶所。町中喫茶店がたくさんあります。でも行きに見かけたJR駅前の中村藤吉本店で美味しいものを食べようとそこまで我慢して戻りました。しかし中は激混みで1時間待ちということでした。ザンネン。そんなわけで、お向かいのケーキ屋さんで抹茶アイスを食べました。これがリーズナブルで大変美味しかったです。地元民もきっと愛用してるだろうなって感じの店でした。

 暑くも楽しい夏の休日でした。


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