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明日香 2008 5月 - 2008年05月03日(土) ちょっと過去日記ですが、天気の良い憲法記念日の日、私どもは明日香村に参上いたしました、って結構毎年行ってますな。秋に彼岸花が咲いても行ってるので、年に2回は行ってるか?わりと嵌るとしつこい行楽地への訪れ方をする我が家です。 ハイ、鹿男でも何度か出てきた近鉄飛鳥駅前。ここで酔いつぶれた綾瀬はるかの藤原先生と玉木宏演じる小川先生は終電のがしちゃうんでしたね。しかし二人が急場をしのぐために訪れた民宿も、それから酔いつぶれるほど藤原先生が飲んだ居酒屋も飛鳥駅前でなくて、じつは奈良市の「ならまち」の中にあるのですよ。なんてちょっと地元民っぽくネタあかし。いや今日は鹿男ロケ地めぐりシリーズではありません。念のため。 で、わたしたちは駅からわりとすぐの高松塚地区の国営飛鳥公園に参ります。毎年ゴールデンウィークはここで「里山遊び」というイベントをやってます。とにかく無料でかなり楽しい遊びが出来るので、お薦めですわよ。 こんなかんじで3日間いろいろやってます。秋は秋分の日の頃、石舞台地区の公園でいろいろイベントするんですよ。そっちもお薦めです。 でまず何をしたかというと、こんな感じで古代衣装を着させてもらいます。大人服子供服そろってますので親子で仮装できます。マルコも黄色い古代服着てこの写真を写してます。飛鳥古代服、前は「チャングムの衣装みたい」と思ったけど、今はBS朝日で朝やってるらしい「ソドンヨの衣装みたい〜」と韓国文化への造詣が韓ドラ通して深まってます。ソドンヨ、春休みに実家帰ったとき、実家父母が熱視聴してたので3回だけ見ました。すごい面白そうでした。監督も脚本もチャングムと同じ人で舞台は聖徳太子なんかが日本で生きてた時代の百済&新羅なのですわ。あ〜観たい。でもここで韓ドラ廃人になってはいけないので老後まで我慢ですわ。老後が待ちきれない。 他の家族もどんどん古代装束してます。私どもの家族の写真は割とよくとれたので「見本として飾らせて」と持っていかれてしまいました。一体どこに飾られているのか。もし誰か見つけたら笑って。 次は竹筒を二つ重ねて紙鉄砲つくり。竹筒の先に濡れた新聞紙丸めた弾を詰めて、反対側からもう1つ濡れた新聞紙弾を詰め込んで、最初の竹筒より一回り細い竹筒で勢いよく押し込むと間の空気に押されて先っぽの新聞紙弾が「ぽん!」というキュートな音とともに飛び出すのですわ。竹筒の製作からボランティアさんが教えてくれて取り組みます。 おKさん、こう言う遊び大好き少女。もうその場から動きません。 その間に1号さんは万葉カルタコーナーへ。こちらでは万葉集の中から50首の和歌を選んでカルタにしたんだそうです。百人一首よりさらに難解で、上の句だけで取れる歌なんてほとんどありません。天武天皇の歌なんて、「淑(よ)き人の良しとよく見て好(よ)しと言ひし吉野よく見よ良き人よく見」てな感じであんた何いってんの?って歌です。でも天武天皇の元カノ、額田女王はさすがに「あかねさす紫野行き標野行き野守りがみずや君がそで振る」なんてわかりやすい歌読んでます。1号さんはここで水色のT シャツの少年とクロのチェックのシャツの少年と3人でカルタ。手元の取ったカードを見てください。だてに百人一首で鍛えていません。ぶっちぎりで勝利してます。ちなみにこのブースは万葉文化館の主宰で読んでくれてるのは学芸員のお姉さん。 午後1時より、巨大万葉カルタ大会が始まります。1号さんも奮闘しましたが惜しくも2位でした。 あんまりこのカルタ面白そうだったので購入しちゃいました。読み札にいちいちその歌にちなんだ日本画が添えられていて、それも美しいです。万葉集の中から選ばれた五十首、百人一首よりさらに恋の炎の燃え盛る歌が多いような。古代人熱いぜ。斑鳩も出てくるし、筑波峰も出てくるしご当地ソング満載です。防人の歌や東歌もたくさんあって、そういうのは詠み人知らずなんですが、古代人、教養高かったのね〜 あんまり暑いんで、同じ敷地内にある国営飛鳥公園館に退避。 ここにはなんと鹿男ロケ地案内が! やっぱ鹿男ロケ地紀行にしようか? いやいやでも今日はいちご狩りの予約が2時から入ってるのでした。すごい美味さです。1パック1000円規模のいちごがじゃらんじゃらんなってます。食って食って食いまくります。我が家は今年ほとんどいちご購入しなかったんですわ。いちご農家のママ友がおすそ分けはしてくれたけど。1年分のいちごへのパッションをここで解消する私ども。 で、まあ今日はどうしようか?前も行ったけど橘寺でも行くか?と二面石で有名な橘寺へ参ります。 そしたらなんと!今日は「お菓子の日(橘の日)」ってことでお供物のお下がりのオレンジを参拝者全員に配ってました。十一代垂仁天皇のとき天皇の命で不老不死の薬を求めてトヨコノ国(中国雲南省)に旅した田道間守が10年の歳月をかけて持ち帰った「トキジクノカグノコノミ」がみかんになったそう、そんでここは橘寺なんだって。あとこのとき黒砂糖も持ち帰って彼はみかんと薬とお菓子の祖神になったんだって。ふ〜ん。 その後、橘寺内の往生院(お写経道場)へいきます。ここの天井は著名な日本画家260人が花にちなんだ日本画を奉納してくれていて天井がすべて美しい日本画で彩られています。 外は暑くみんな疲れていました。畳空間のお写経道場には5月の風がそよそよと入ってきて涼しくていい気持ち。そしてここには天井の日本画を見るという口実があります。私たちが入る前は誰も寝てなんか居なかったんですが、あめでおさんが最初にごろんと横になり「こうすると絵がきれいに見えるで」と子どもに呼びかけると他の参拝者もごろんごろんと横になり、ほとんどダイイン状態。あとからこのお写経道場に入ってきた人はみんなが寝てるんでぎょっとしながらも、郷に入っては郷に従えと、おずおずとゴロンと横になります。 ごろんと横になるブームを作ったあめでおさんは「これがニーズ発掘ということか」と渋くつぶやくと子ども達と心行くまでごろごろしてました。 ...
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