西方見聞録...マルコ

 

 

大人気ない〜Y君と死闘 - 2007年05月29日(火)

 本日は娘1号の授業参観でございます。新学期からこっち第1回参観やPTA総会、PTA役員会合もあめでおさんが出馬してたので(うちは曜日によってマルコが出馬する日とあめでおさんが出馬する日が決まります)マルコ今年度1号学校に初ケンザンです。

 授業は算数で割り算の筆算でした。割り算の筆算。忘れもしません。マルコが学校の授業で始めてわからなかったトピックです。泣いて帰ってエルザさんと兄に「みんなわかってるのにマルコはわからない!」と訴えたその割り算の筆算。さすが1号さんはわが娘、やっぱり数日前に「おかあちゃん。1号は今日学校で始めて勉強で躓いたわ。割り算の筆算がなんで引き算だの掛け算だのわらわらでてくるのがちーともわからないの」と訴えてきました。そう、どうしてココで掛け算するのか。引き算した数字をどうしてここに書くのか、この1の位をおろしてくるって具体的にどういうこと?

 マルコうっかり30年前の迷宮に入り込みそうでしたが「1号や、道理はわからなくてもコレはやり方だけ覚えておきなさい。そうすれば数の概念がもっと理解できればナニをしているかわかります。ここはまずやり方だけ覚えて、マニュアルっぽく対処するのがよろしい」と30年前の兄の教えをそのまま教えて「DO Like It」って感じで解法を伝授しました。

 さてこの日の授業でも先生は「Do Like It」な授業をしてました。

 さてその授業のあと帰りのホームルームで必ずするという百人一首大会がありました。これはとなりの席同士の生徒が向かい合って、20枚の百人一首カルタで勝負を競うものだそうです。30人ほどのクラスが15組に分かれて15セットの20枚だけ選んである百人一首カルタで戦うのです。この日Hちゃんという1人の生徒があぶれました。お母さんがひとり選ばれてHちゃんの相手をしました。さらに2ゲーム目をやることになりました。先生が言います。「Y君今度あなたがお母さんと対戦して。Hちゃんばっかり大人と戦うのかわいそうだから」とおっしゃり「1号チャンのお母さん、Y君と対戦してください」と呼ばれました。

 Y君は父上の母上もお医者さんでまあこの土地の名士の子ですな。そんで保育園時代から公文とかいろいろ仕込まれていてまあ学校で勉強面では敵なし状態になってる子です。

 授業で見ててもいつも必ず手を挙げて授業を先導しています。まあ「衝動性」の強いタイプの生徒ということが出来ます。ちなみに「熟慮性」強いタイプの生徒は授業中は目立ちませんがテストなんかでは密かに衝動性の強い生徒の上を行ったりします。ちなみにマルコは衝動性の強い生徒で授業中は目立ってましたが、テストになると黙って聞いてる熟慮性の強い生徒に負けていました。日本の学校文化では熟慮性の強い子どもが能力を伸ばす場合が多いそうです。(衝動性、熟慮性については「アメリカの学校文化 日本の学校文化―学びのコミュニティの創造 臼井 博 金子書房」が詳しい。)

 さてマルコとY君、ともに衝動性の強い者同士のカルタでがちんこ勝負。

 すごい白熱しました。二人とも上の句を知っててとれるカードの数はおんなじくらいでしたかね。相手は小学生なんですから対等に戦うって事自体がまあ負けてるんですが、日ごろからY君のその高い鼻を一度ぽきんと折ってやりたかったのでマルコ大人気なくがんばり、最終的には9対7、お手つき4枚(さすが衝動性が高い!)でマルコが勝ちました。Y君初敗北。へっへ〜ん。

 ふと振り向くと熟慮性が強すぎる1号さんが眉間に指を当てて、頭を左右に振ってため息をついている姿が目に入りました。、、、ごめんなさい。



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