現在位置 - 2006年05月17日(水) 担当している講義で恐れ多くも「国連」のことなんて取り上げたので(いやべつに恐れ多くないけどさ)、ついでに「国連職員にどうやったらなれるか」ちょっくり語った。 国連職員になるにはどういう学歴(修士号もってるか博士号もってるか)どれだけの職務経験年数があるかそれで何歳なのか、ってことでかなり細かく職階のグレードが決められている。こんなページの「空席公告への応募について」のところに細かい表になって提示されてるけど。 そんでその表によると P1(ぺーぺー)博士号か修士号もってりゃ職務経験0でも応募可 32歳以下 P2(主任級?) 博士号なら0年、修士号なら2年の職務経験 32歳以下 P3(課長級?) 博士号なら3年、修士号なら5〜8年の職務経験 32〜39歳 P4(部長級?) 博士号なら6年、修士号なら8〜12年の職務経験 37歳〜40歳 P5(局長級?) 博士号なら11年、修士号なら12〜17年の職務経験 41歳〜50歳 てなかんじ。 学生諸君に32歳までに修士号とってP1、P2を目指してみたらどうだね。と煽りながらマルコも自分の言葉に、突然、煽られる。マルコは協力現場での実務経験が8年あるので現在P3グレードだ。でもさ来年40歳になったらもうP4になってしまう。今のキャリアの積み方ではP4は多分無理だ。アカデミズムの世界にいても大型の研究プロジェクトに参加して「現場」に関する研究を続ければそれでも道は開けるのか。ふいに自分が書いた板書を見つめて黙り込むマルコを学生がいぶかしげに見上げる。 その夜、1号さんに聞いてみる。 「もしマルコが海外に働きに行きたいって言ったら、ついてくる?」 1号さんはしばし考え、「行き先が韓国なら行く。韓国語をしゃべれるようになりたいから」 、、、大変な韓流娘を育成中である。 1号さんとおKさんと暖かいお布団のなかでぬくぬくしながら、この暖かさから抜け出るほどの熱い志が自分の中に見つからないことに気付く。ゆっくりと青春が終わっていく。 ま、いいさ次はおKさんが大学にでも入って、母親業を卒業したらシニア協力隊にでも参加しよう。 ところで国連は女性職員を職員総数の半分の数にするってがんばってますが、まずはこの年齢枠をはずしてくれないでしょうかね。 ...
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