西方見聞録...マルコ

 

 

クリスマスの顛末 - 2005年12月25日(日)


 さてサンタに成り代わり、クリスマスのプレゼントを枕もとに置くというミッションを今年も挙行する。

 1号さんは少し何らかの疑いを抱いているが、サンタの正体は親なんじゃないか、とまでは思っていないようだ。なんかあいまいに疑いの灰色の墨が真っ白なサンタを信じる気持ちに混じりこんで淡いマープル模様になってる感じ。

 おKさんの方は今年あたりからサンタ信心の旬の年頃を迎える。そこで今年のプレゼントはおKさんにはこれ、1号さんにはハリーポッターの第四集「炎のゴブレット上下巻」を用意。深夜を待つ。

 今年はおKさんの方のプレゼントの用意が遅れてインターネットショッピングをした。23日の夜にプレゼントが宅急便で届いた。前の晩あめでお方の祖母からクリスマスプレゼントが届いていたので子どもらは宅急便に敏感になっている。「なに、なに、なにが来たの?」と宅急便の中身を質問されるのは目に見えていたのでダミーの茶封筒をあらかじめ用意し、玄関脇のごみ箱においておく。そして本物のプレゼントを受け取ると同時にごみ箱に隠し、ダミーの茶封筒を持って居間に行き「なに、なに、なにがきたの?」と問われると茶封筒を見せて「おかあちゃんの仕事の書類〜」としらばっくれる。子どもの年が行くにつれ、偽装工作もめんど臭くなってくる。

 そんで深夜お二人が寝静まった後、あめでおサンがプレゼント品を二人の足元に置く。(「枕もとにおいてやれば?」、と問うと、枕もとだと地震のとき危ないのだそうだ。)

「1号サンがサインを所望してるよ」と声をひそめて教えてあげると、暗がりで1号サンが握り締めた紙片に何事かサインをしている模様。

 さて朝、1号サンは枕もとを見て何も無いので「ダメだ今年は来なかった!」と絶望している。「だから枕もとに置いときゃ良いのに」と内心思いつつ、「あ!あれはなに?」とわざとらしく足元を指差す。1号サンは喜んでプレゼントに飛びつく。大小それぞれのプレゼントにローマ字でそれぞれの名前が書かれている。しかしいつも1号サンにはでかいプレゼントでおKさんにはなんか小物だったのに、今年プレゼントサイズが1号サン「小」でおKサン「大」だったので、納得いかない模様。まあ、キミのサンタ信心の季節は終わりかけてるのだよ>1号サン。

 そしてサンタのサインはあったのか??

 あめでおサンタは夜の闇の中でサインを書いたのでボールペンがかすれちゃってて、結果そのサインは普通の人には判読できませんでした。「えーっとサンタも年だから失敗しちゃったんじゃない?」とフォローとも言えぬフォローをすると疑惑のマープルはより濃くなったようであった。

 しかしサンタ物語、疑惑にまみれながらも、かろうじて来年まで続行!



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