西方見聞録...マルコ

 

 

突貫シラバス - 2005年12月22日(木)



さて今年も来年度講義のシラバス提出の時期である。

なんだか来年はたくさん教えるのでこのシラバスづくりも結構大変なんである。明日は非常勤先“甲”のシラバスのしめきりで3科目分、通年の授業のお題と参考文献をリストアップしていく。

今年のほうが全然楽チンなのに11月・12月のあの顎の出た自転車操業ぶりを考えるとなんかとてもゆううつになる。 

そんなわけで「あーこのタイトルだといっぱい予習しないとしゃべれないな〜」という講義と「このネタなら専門学校で一杯やってきたから予習は20分でOKやな」って講義をうまくくみ合わせて、同じ週に要予習な講義が重ならない様にテーマ並べていく。積み木細工みたい。とにかく合計78回分(1科目通年で26回なので26X3科目分ね)の90分授業の計画を一晩で練り上げるのだからなんつうか、かなり重労働だ。


夜中の1時過ぎからおKさんの泣きコールが断続的に始まったので、もう今晩はおKさんを背中に負ぶってシラバスを作る。なんかね、とっても「おしん」っぽい。泣く子を負ぶいながら講義計画づくりって、気分はもう小林綾子。シラバスの用紙もココロなしかしょっぱい。

学生のときは先生がまさか泣く子どもを背中であやしながら、1年間の講義デザインを作ってたなんて想像しなかったのう。でも小学校の先生も、中学校の先生も、高校の先生も大学の先生もみんなきっとなんかそれぞれ人生抱えてやってたんだろうなと今にしておもう。まじめに聞かなかったり時々ねたりしてごめんなさい、と突然反省してみる。

私の学生諸君にも(特に授業中うたい出す癖のあるあの子とか)20年後で良いので、突然反省していただければ幸いである。




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