西方見聞録...マルコ

 

 

老師 ザ アンカーマン - 2005年09月21日(水)



 さて脱臼おKさん、その日のうちに「ほねつぎ」に保育園の先生が連れて行ってくれて、治ってるということだった。しかし、夜、左手はだらんとしたままで、動かそうとしない。動かしてごらんと促すと「いたい」という。就寝中も何度か起きて「おてていたい」とつぶやいてそれで寝る。

 これは完治してないなあ、と言う判断のもと春の脱臼のとき同様、翌朝、近所の整形外科I先生のもとに再治療に行く。I先生の病院は開業九時でその随分前に行ったのだが、整理券番号はすでに「14」だった。いつもの様に老人でごった返す待合室。そんで1時間以上待って、やっと見てもらえた。

 I先生はまたもやかっくんと脱臼関節を入れてくれた。「あ〜プチっと言った、これはちゃんと入ってませんでしたな」とのご託宣の通り、おKさんは次の瞬間から左手を動かすことが出来るようになっていた。

 老人はさすがに名医を知っているなあ。この病院の込み具合には理由があるなあ。I先生自身かなり老人なんだけど、「どうか長生きしていつまでも町の名医として君臨してください。」と心でお願いしてしまうマルコなのであった。




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