西方見聞録...マルコ

 

 

誤作動 - 2004年02月16日(月)

 本日は国会図書館関西館にて自主研究日。空は青く、春がそこまで来ている気配が感じられ、るんるん気分(死語)でございました。

 嗚呼、駄菓子菓子、図書館入館ゲートを通るとぶ〜っという不穏なブザー音がなさいます。国会図書館ゲート付近はなんだかたくさん人手が居り、皆さんとっても暇そうなんですが、ブザー音に皆さんわらわらと集まってこられます。入り口で「おはようございます」というのがおもな任務の警備員さんもいそいそと近寄ってこられます。
 受付職員のチーフと思しき女性(その場で唯一の本章からの派遣とお見受けしました)大変訓練された深い抑制のきいた声で「申し訳ありませんが、しばらくその場でお待ちください」とマルコにおっしゃったあと、いずれかに電話。
「OX課長ですか?♪▲♯システムが作動しました。入館時ですのでおそらく誤作動かと思われますが、手荷物チェックをいたしますので立会いをお願いします。」
 
 手荷物チェックかい。

 そしてなが〜くひろ〜い廊下のかなたからOX課長がこちら岸に到着するのを待つ間、「何か電気機器はお持ちですか?」なぞと訊かれます。携帯以外はそれらしい物もないのですが金曜に大学図書館から借りた本を携行してましたので、「これですか?」と差し出します。折りよく課長もこちら岸に到着し(やっぱあの図書館無駄に床面積広いわ。)受付のチーフが大学図書館の本をゲートにかざして実験すると、果たして1冊が反応しブザー音が鳴りました。

 「そういえば大学でも貸し出し手続き後、ゲートでブザーが鳴って、もう一度機械にかけました。」と申告すると、チーフ女性が「この本ちょっと信号がきついんですね」とおっしゃります。、、、どういう仕組みなんざんしょ。

 課長は「大学でもこのシステムをお使いなんですか?」とやけにうれしそうに訊くので「ゲートでビーって奴です」と子どものような答えいたします。「メーカーはどこでしょうね?」とさらにマニアックな喜びという感じで訊いてくるので「さ〜そこまではわかりませんね〜」と突き放す。
 誤作動原因本のタイトルをチーフ女性がひかえている間、課長は「やっぱりこの機種を使ってるのは大学のメイン図書館ですか?」と訊いてくるので「いえ、私の大学には中央図書館はありません。学系ごとの付属図書館です。」と応えると、「大学は子宇部ですよね〜、へ〜学部図書館でこの機種使ってるんだ。へ〜」とあくまでもマニアック。図書館ゲート機種マニア。あんまりお目にかからない分野の奥の細道な方でした。

 そうこうするうちに手続きも終了し「お帰りの際、ゲート前でお声をかけてください。」といわれ、集まってた館員さん全員に「お手数をかけて失礼いたしました」と頭を下げられました。

 どうでもいいですが、館員さん多すぎですな。あんなにたくさん集まっていらしたら、他の入館者は「何事か?」と思ってこちらを見られるのではづかしいです。実質チーフ女性一人しか働いてなくて後は黙ってみてたり、図書館ゲートに萌えてたりあんまり役に立ってませんでした。

 図書館に足繁く通うのって、個人的にはちょっと恥ずかしいので出来るだけ目立たなくしていたいんですが、次回から顔パスでは入れそうです(嘘)。


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