西方見聞録...マルコ

 

 

旦那(だんな)と愛人(アイレン) - 2004年01月22日(木)

 なんか凄い扇情的なタイトルになって恐縮です。

 今日は専門学校で先生の日だったんですが帰り道にももこ先生と歩きながら話していて「日本では『夫』ったる人を第3者はなんと呼ぶか?」
と言う話題になり「ご主人」「旦那様」なんではないかい、ということになりました。しかし主人って素直に呼ぶには21世紀を生きるももこ先生もマルコも「ちょっとねえ」とおたがいに首を傾げあい、男女共同参画社会では「パートナー」「お連れ合い」が正解なのでは?という話になりました。でもあんまり日本語としてはこなれていない感じ。

 さてそれでは中国では配偶者をなんと呼ぶかと言うと

「愛人~あいれん~」

 だそうです。私が愛する人、私が愛されてる人、愛しい人。

 なんという公平でそしてよい響きなんでしょう。名は体を表すというか名前が物事の本質を規定するとはイティハーサの見に見えぬ神々の教えにもありますが(ちょっとおたく)ひごろ「あいれん」と呼び合ってれば、関係自体がよくなりそうな勢いです。

 ちなみに旦那の語源をももこ先生に尋ねられて「芸者とパトロン?」と応えてしまいました。勿論その意味も岩波国語辞典には載ってますがもともとの語源はサンスクリット語のダーナ(与えるもの、お布施)に始まるそうです。仏典の音訳で旦那になったとか。旦那とは"与える人"のことだったんですね。英語のドナーの語源でもあるそうです。

 う~ん、芸者とパトロンよりは好転しましたが、公平ではありませんな。


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