西方見聞録...マルコ

 

 

キャッチャー イン ザ ライス(お米畑でつかまえて)3 - 2003年10月18日(土)

収穫の秋がやってきました。

 たわわに実った稲穂が黄金に輝いてゆれるさまは結構たまらなく美しいです。夕暮れ時、1号さんとおKさんを自転車に乗せ、家に帰るとき、二上山と生駒山の間に落ちる真赤な夕日に照らされた稲穂ゆれる黄金の田んぼの美しさに言葉を失います。

 実は昨年はこの風景をいっこも認識できないまま秋を見送りました。

 刈り入れの終わった田んぼの寒々とした光景は強烈に覚えているのですが、刈り入れ前の黄金の田んぼのことは全然記憶にないのです。引っ越してきたのは9月末ですから、当然黄金の田んぼも見ているはずなのですが、フシギです。

 人が見ている風景をどう感じるかは、その人の心理状況に激しく左右されるのだな今更ながらに実感させられます。

 もしかして将来、この稲穂ゆれる風景を疎ましくうっとおしく思う日も来るのでしょうか。美しい夕焼けに私と一緒に「きれいだね〜」と感嘆の声をあげる1号の横顔を見ながら、彼女もまたこの光景を違うものとして受け止める日が来るのだろうかなぞと考えたりします。

 先のことは分かりませんが、今この光景を美しいと感じることができるようになったことをひとまずは神に感謝します。

 私がきれいだと思ってる近所の写真
なんかアップ。
 


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