西方見聞録...マルコ

 

 

韓国旅行記 BYなみなみ - 2003年08月28日(木)

 投稿者:なみなみ  投稿日:12月 3日(水)

お言葉に甘えて書いてみましたわ。韓国旅行雑記。
2泊3日(実質1泊2日)ですが、楽しゅうございました。
また、かの国のエネルギーには圧倒され、魅了されましたです。
以下駄文失礼ながら。

【安心の価値と効率】
初めての土地、乳幼児連れということで大手旅行会社のフリープランを利用。
かなり割高(多分自己手配の5〜6割増しくらい?)に感じる。
飛行機・ホテルを除くと、実費としては空港〜市内間の送迎、現地係員さんのガイド料(往復2時間のガイド+携帯での質問・通訳も可)が主たるものだが、実際よく考えてみると+αで「この会社ならトラブルなく旅程が遂行され、万が一の際もフォローが効く」という安心料に他ならない。
 そしてその安心の保証こそがブランド力なのだと思う。
 後で冷静になって考えれば想定出来るトラブルは、旅行会社以外でも加入カード・保険会社の現地デスク、ホテルのコンシェルジュあるいは観光センターなどで対応できることばかりなんだろうなーと今更にして思う。
 けれど、何故か海外旅行/初めての場所って団体で引率されるのを恥ずかしくも思いつつ、群に甘んじるのをよしとしてみたりする。旅慣れない+時間が限られている人間には一番効率いいし。いかなきゃ添乗員さんの解説聞けないしなー。とも思う。

【群像】
今回の現地係員さんは朴さんというユンソナ似の美女。
マルコさんもガイドさんに言及されていたが、これまたすんばらしいガイド振り。
空港からホテルまでの約1時間ノンストップの喋り。新空港の最新設備、面積、空港までの各種交通機関の説明から始まり、韓国のバブル事情、教育問題、美容関係(アカスリ、キムチ)まで。これが、通り一変の丸暗記などではなく、(暗記でも充分すごいけど)こちらからの質問に対する的確な答え、はたまた日本のマスコミに取り上げられた韓国などなど。拍手喝采。

 特に美容関係/キムチ・アカスリの効用なんぞは語る人のルックスがルックスなだけに説得力あり。(帰国後毎日キムチを食すワタクシ)今回、朴さんをはじめとして、主として観光業界に連なる方と些少とはいえ接触があり、なんだか皆さま力強く、真摯、向上心に溢れ、実に力みなぎる感じ。
 あーなんかこんな時代もあったよなーとぢっと手を見る。

 振り返り日本の若者って今はどんな感じなんだろう。

 英語力はアジア最低であり、IT関連に関してももはやトップクラスではないと聞く。これが全てではないにせよ10年後20年後の日本ってどうなっているのだろう。とふと日本という祖国に思いを馳せる。
 っつーか自分がしょぼくれた30代になってるっていうのがそもそも。(以下略)

【韓国教育事情】
 朴さんによれば、韓国のお母さん業ってのは本当に大変で、特に小学生ともなると、教室の掃除や飾り付け、学校によっては給食のお世話まで母親がするらしい。ええええ????
 当然共働きのお母さんだっているでしょおう?と聞いてみると、クラスのおかーさんが交代でするし、何とか有給でやりくりするんだとか。ガイド仲間でもそれが理由で仕事を交代してあげることもあるとのこと。じゃお父さんは?参加しないの?と聞くと殆どないでしょうね。とのお返事。
うーむ。(−“−)
 その後タイムリーなことに韓国少子化事情に関する記事を11/25の読売新聞で発見。以下はその記事の概要。
先進国?ではダントツ少子化1位。法律の改正(長男相続云々)プラス教育費の上昇がその理由。習い事は2〜3掛け持ちが当たり前で、(子供一人の教育費で月収の5分の1を占めるという例もあった。)また、近年の韓国企業における新卒採用率の低下により、子供の将来を懸念する親が子供に「より高学歴を」望む傾向にある。という。
(最近、A新聞やN新聞で日本の子供は高学歴の親が疲弊しているのを見て、勉強しても将来が これじゃーという意識が芽生えていると読んだような気がするが。ここらへん・・・。)
少し前までは「有職でなければ結婚できない」という言葉が流行ったらしいが、今は「働かないと子供も産めない」ということらしい。

【近くて近い外国に】
今回何度も感じたこと。韓国という国の物理的距離の近さ。大阪から沖縄より、北海道より近いのだ。単純な意見だが、力を合わせなくて、交流しなくてどうするよという気分。
ホンネをいえば食べ損ねた韓国料理やいきそこねたアカスリの後ろ髪かも知れないけれど。
こうして、韓国に魅了される日本人や、逆に日本に魅了される韓国人がもっと増えればいいなと思う。




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