古都のシュプレヒコール、オフ会 - 2003年01月25日(土) 久しぶりで予定のない晴れた週末。娘1号に何がしたいか尋ねると 「大仏の鼻の穴くぐりがしたい」 というので、家族で家の前のバス停からバスに乗ってでかける。 東大寺大仏殿前で下車し(所要時間は40分) 大仏を見て、鼻の穴くぐりをする。 ところで偶然にもこの日奈良市内では 日教組の全国大会が開かれており、全国の右翼の皆さんが 街宣車で駆けつけておられて古都は騒然としていた。 街のいたるところに可動式のバリケードを用意した機動隊が待機し 街宣車が来ると、バリケードを広げて街宣車の街の中心部への 侵入を阻む。見事に組織立った整然とした機動隊と 右翼の人々の駆け引きに年中行事のマニュアル化された様式美を感じる。 「日教組」粉砕を叫ぶ右翼の人々は 学校や先生が嫌いな人生を送ってきたのだろうなとしみじみと思う。 学校や先生が好きな人はきっと日教組さんにあんなに反感を抱かない。 自分が受けてきた学校教育を憎む人と、そうでない人の世界観の 分裂を熱く語る街宣車の兄ちゃんに感じた。 大仏拝観後、鹿におびえる娘をあめでおが肩車して行きつけのイタ飯屋に行く。 なんと3週連続土曜の昼をそのイタ飯屋で食べている。 家庭的な良い雰囲気の店なのだが、とにかく他の客が ものすごい勢いでしゃべりながら食べていてうるさい。 某サイトによるとこれは普通の関西人の行動パターンらしい。 先週の土曜日、隣の席に座った人は開発デベロッパーと建築家だったらしく 建築家が、まくクダをデベロッパーの老若2人組がひたすら拝聴していた。 今週の土曜日は隣の席で ノート型パソコンとデスクトップの癖はどう違うか、30代後半の女性2人組が ノート型支持者とデスクトップ支持者にわかれて 激烈に論じ合っていた。 まあおもしろいっちゃ、おもしろい。 疲れるといえば疲れる。 その後、2時半のバスで法隆寺の自宅へ帰る。 夕方夫が得意のカレーを作ってる間に外出の準備をし 天王寺で開催される件のサイトのオフ会に夕方から出かける。 にんにく屋という結構以前からアコガレの店でのオフ会。 全国チェーンで東京にも支店はあったが行ったら、 必ず全身にんにく臭にまみれるという店なので あんまりあだやおろそかにはいけない。 でもいつか必ず行きたい店だった。 12月のオフ会のとき知り合った人も何人か来ていた。 まともや楽しくて飲んで食べて笑う。 面と向かって、知人として対すると 関西の人の話芸というのはものすごくおもしろい。 流れるようにオチにもっていく語りに聞き惚れる。 しかし街の人の通りすがりに聞く関西弁はまだ耳に障る。 まあ、移動してきて日も浅いことだし仕方ない。 異文化に加入しようとするときの普遍的な違和感だ。 いつか年月が私を喫茶店ででかい声で語る正しい関西人へと換えてくれるだろう。 実はこの日、関西VS関東異文化コミュニケーションに関わる 舌禍事件を某サイトで私は引き起こしているのだが あまりに面白かったので後日ゆっくりと紹介したい。 本日はただYAYOIさんに深く感謝の念を捧げて 沈黙を守ろう。 ...
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