西方見聞録...マルコ

 

 

運動会、老人が炸裂する町 - 2002年10月05日(土)

 今日は娘1号の運動会。4日間慣らし保育で1ー2時間通っただけで、いきなり運動会。

 過酷だと思った。

 しかし保育園キャリア5年は伊達ではなく、娘はいかなる競技も淡々とこなしていく。フィナーレのリズムダンスだけは練習できていないということで不参加を申し渡されていたが
「わたしはコレは出ないんだよ」
と納得して見学していた。立派。感涙。母は親ばか涙の海に沈む。

 親ばかなのは良いとして、保育園文化の地域差をかなり感じた。

 まずは開会式。前の園では園長が子供向けにお話していきなり始まったが、今度の園では町のVIP(助役とか町議会議長)が保護者(有権者)むけに長々と演説し、
その他の来賓が一人一人丁寧に紹介される。さらに園長もまず保護者向けにお話をし、子供向けにちょろっとだけお話してやっと運動会が始まる。

 長い大人向けの時間の間炎天下で子供はずっと気をつけをしている。こうやってなんか楽しくない集団生活を学んで学校嫌いの子供が生産されるのかと母は一人得心した。

 また2世帯同居が主流なのか核家族で見学している人は少ない。祖父母参加競技(!)の玉入れでは「大丈夫か、じいさん」という雰囲気の御老人が飛び跳ねて、たまいれしていた。

 老人が輝く町ということか。

 高齢化社会にあっては正しい町のあり方ということか。





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