サー・イアンを追って、二本目のビデオ。 でも、この映画には少し顔を出しただけだった。 舞台では初演でイアン・マッケランが主役を演じたが、映画では若手の俳優さんが演じている。 その伯父さん役。そのほかに、グレダ役を、ミック・ジャガーが演じている。 (この方面にはうといので、どう反応していいのかわからない・・・)
映画は重かった。 ナチス支配下のドイツでは、ホモであることは、ユダヤ人以下で収容所に入れられる。 輸送途中で恋人を殺され、「この男を知っているか?」の問いに、 マックスは「知らない」と三度答える。 生きのびることだけを考え頑なになっていくマックスを救ったのはホルストだった。 「俺達は愛し合うことができる。だからまだ人間だ。」 しかし、そのホルストも体を壊し、精神的にも追い詰められやがて破局が訪れる。 見詰め合うことができず、指一本触れ合うことがなくても、愛し合うことができる。 それは、自由な心の勝利だと、この作品は言っているようだ。 確かに感動的で、素晴らしい脚本なんだけれど、 政治的に利用されそうな危さがあるなあなどと思いつつ見た。 平和ボケした私の環境で見るには、とても重い映画だった。 生半可な理解を示すのも失礼なような気がして・・・
ガンダルフはますます奥の深い爺さんになっていく。
NT2000 Bent http://www02.u-page.so-net.ne.jp/ka2/take-m/bent.html
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