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2001年09月12日(水) ■ |
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正義が勝つとは限らない。 |
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正義は勝つって考え方は
『強いもんが勝つ』って考え方よか何倍もタチが悪い。
いつだって、誰だって、自分が『正義』に決まっているから。
「勝った方は絶対正しくて、負けた方は絶対正しくないのか」
って考えれば想像がつくかの?
そんなわけねーだろって話です。
それぞれの『正義』があるだろう。自分のため、家族のため、国のため、未来のため。
何かを奪うには、必ず『正義』がつきもので。
「私が全部、何から何まで悪いんです」
っつって悪人顔で貫き通す人はまず居ない。
みんな自分が『正義』だと思い。信じて。何かを奪い、何かを壊す。
何が正しくて、何が正しくないのか、俺にはわからんけどさ。
『一人殺せば殺人。1000人殺せば英雄』って現実が異常にむかつく。
たくさんの何かを失ってしまった人達が大勢居て
自分から何かを奪い去った相手から、同じように何かを奪い
そして、それを喜んでいる。
自分達が何かを奪われた時、たくさん苦しい思いをしたのにな。
自分を失うほどの痛み。壊れるほどの悲しみ。
誰よりも知っているはずなのにな。。。
大勢の人が居なくなってしまったのも悲しいに決まっとるけど。
たくさんの、命を賭けて、たくさんの、大切なものを賭けてまで、仕返しする事。
誰にも止められなかった事が、何よりも悲しいだろう。
うん。俺にはわかんねーよ?
大切な何かを、大切な誰かを、奪われた事は無いから。
だから、言えんだろうけどな。こんなキレイ事。
全ては誰かの正義のために。。。
次は、誰の正義が、何を奪う。。。。?
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