2003年11月27日(木)
あのですね、オレ物心ついた時から
何だかすんげぇ大人の女性に憧れておりまして
髪をなびかせてカツカツカツとヒール音響かせて
バリバリと仕事をこなした後は
チョロリとバーで一杯、なんて
ちょい前のドラマに出てきそうな
そーゆー人になりたいなぁとか思ってたわけですよ。
社長も専務も部長もいなくてですね
言ってみれば下っ端連中揃い踏みだった本日
仕事はあるけど急げば出来るし的な雰囲気で
まぁ 絵に描いたようなお喋り状態に突入したと思いねぇ。
『あのですね、僕の友達でですね
男から見てもかっこいいって言うかリーダーっぽいってゆーか
とにかくカリスマっぽいイメージ?
そんなヤツがいてですね 僕憧れてるんですよ』
こないだ23歳になった会社のコゾウが
オノレの夜遊びパターンの語りから
そんな事を言い出しましてね。
『へぇ、何 カリスマっぽいって。
オーラが違うとかそう言う事やと?』
若者の風俗に興味ありまくりなオレとしては
チョロリと突っ込んだ質問とかしまして。
『イヤ、つーかそいつ行動力あるってゆーか
すんげぇ人をまとめるのが上手いんですよ、
僕達だいたいいっつも10人くらいで行動するんですけどー』
『げ、10人っ?おもしろいの?そゆの』
『おもしろいですよ〜、みんなで馬鹿ばかり言い合って』
『うっわ、アタシ駄目やわ 集団行動出来んわ』
『だってやっぱ人数多い方がおもしろいでしょー』
オレを知ってる人ならご存知だとは思うのですが
オレ、行動を共にするのはせいぜい3人までが限度です。
人数が多いとどこ見て喋ればいいのかわかんねぇし
そもそも必殺一人喋りなオレとしては
人数が多ければ多いほど会話回しが複雑になるワケで
そゆのが長く続くとキーッ!ってなるっつーか何つーか。
『えー、そしたら友達と飲みとか行かないんですか?』
『や、だから2〜3人とかだったらいいんだけど』
『じゃあ大人数の飲み会とかには行かないんですか?』
『いや、誘われれば行くよ〜モチロン』
『そーゆー時はどうするんですか 我慢するんですか』
『えー、そんな事するかよ オレ大人やもん
そゆ時は途中で抜けて
一人で飲みなおすんだよ。
『うっわ、協調性のかけらも無い人ですね』
『だって 延々と大人数やと息苦しくならん?』
『僕は全然なりませんが』
『オレはなるんだっつの』
『ってゆーか ぐみさん よく一人で飲みに行けますね』
このコゾウちゃん、酒が弱いわけでは無いんだけれども
酒を飲む為だけに外出するっつーキモチがわからんらしく。
しかも女一人でふらふら飲み歩くっつーの不思議だそうで。
『ホラ、何か会社でイヤな事あったりとかさ
そゆ時って会社帰りにどっか行きたくなんない?』
『会社帰りに飲みに行くって発想が僕にはないです』
『まぁ家で飲んでもいいんだけどさ、
やっぱどうせやったら外で飲みたいなって』
『それ普通 男が言う台詞ですよ』
『しかもオレ、スナック行くの。で、ママさんに愚痴言うの』
それって まんま
オッサンじゃないすか!
とりあえずビール頂戴、キリンがいいなっ
あ、ママも飲む?グラス出しなよ〜
あれ、彼女新入りさん?初めまして
彼女はお酒飲める?平気?
じゃあママちゃん ビールもう1本!
心ゆくまでビールを堪能したら
ボトルキープするならローゼスの黒、
もしくはXOだと決めています。
酒飲むときはお通しはいらないの、乾き物だけ頂戴。
大人通り越してオッサン道まっしぐらなオレですが
新しい部屋のカーテンの色は譲れないの。
てめぇには似合わねぇとか言われようとも
俄然当然ラヴを呼び込むピンクと決めています。
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