2003年09月08日(月)
(本日は無駄に長いです。覚悟して下さい)
振られたぁぁぁぁぁぁぁぁ!
はぁぁ何なんでしょうかねオレ。
冒頭から飛ばしてますが振られまちた。
いやぁぁぁぁん 千穂兄の馬鹿ぁぁぁぁぁ!
えとですね、日曜日は一日中バタバタしてたんですよ。
いつもお世話になってるアジアンレストランのHPを
稚拙ながらもオレが作成しましてね
いよいよサーバーにアップするっつー事で
朝っぱらからオッサン宅にお邪魔してまちて。
つかサーバー直結のモデムからじゃないと
ファイルの転送が出来ないらしく。
そゆとこホントにあるんだね、と思いつつも
無事アジアンレストランのHPは立ち上がり
ついでにオッサンのPCのリソースを増やしたり
スパイウェアのチェックをしたりしてたんですよ。
でもってですね、この日はアジアンレストランの一周年でして
夕方から海辺でパーティと洒落込んだ催しなぞありまして
その下準備でアタフタしてるサナチュウ(オッサンの彼女)と
宮崎市内をウロウロしてたわけですね。
途中、1升もの米を炊くも 炊き上がっても生米とはこれいかに。
結局その1升もの米は放置プレイの方向で。
で、千穂ちゃんと一緒にその会場に行く約束をしてたんですが
オレも何時に体が空くがよくわからにゃい状況なので
そりを千穂ちゃんに伝えておいたんですけどもね、
いざヒマになって千穂家に行ったら誰も居やしねぇっつの。
はっ、もしかしたら千穂兄の事務所かしらッ?
そう思って千穂兄の事務所に行ったんですが
そこには当然の如く千穂兄の車しか無く。
『よっ、千穂ちゃん知らない?家にいないんだけども』
どきどきを抑えつつ千穂兄に話しかけるぼくですが
千穂兄の雰囲気は何ともひょうひょうとしていて
知らない、と答えて自分の作業に没頭するばかり。
アイタタタタタ、こりってやばい雰囲気っぽくね?
事務所の外に出て千穂ちゃんの携帯を鳴らしても出やしねぇ。
そーいや千穂ダンナもパーティの準備に駆り出されてたよなぁ。
もももも、もちかちて、と思いつつカッパ(アジアンレストランの従業員)に
『ねぇねぇ そこに千穂ダンナおる?おったら代わって』
と電話をかけてみると 既に千穂ちゃんは現地到着で。
ちっくそぉぉぉぉ、先に行くなら一声かけとけっつの!
思いっきし無愛想な千穂兄がとてもショックで
あぁぁぁ 行かなきゃよかったよ もうパーティも参加したくねぇよ
そう思いつつ、それでもパーティ現場に向かうぼく。
海辺へ向かうその道は ぼくが恋愛沙汰でヘコむといつも通る道。
めそめそと泣きながら何度この道を一人ドライヴした事か。
所詮オレ様、単なるロマンティッカーなんだもの、
海辺の一人ドライヴを無くしたらオレの人生じゃないのっ。
でも本日こんな気持ちでこの道を走るなんて
今朝のオレは思ってなかったっつの、しょぼん。
パーティ会場に着くと既にサウンドのテストが始まっていて
千穂ちびや友達ちびと遊びながらビール飲んで
そうこうしててもやっぱり千穂兄の事ばっか考えて
でも暗いツラ構えってのも何だか失礼なので
とにかく最初っからビールばっかガンガン飲んで。
その浜ではサーフィンの大会が行われた直後だったらしく
暮れ行く水平線と豆粒みたいなサーファー達と
鳴り響く脳髄直撃のレゲエとさっきの千穂兄の態度とが
頭の中でごっちゃごっちゃになってしまって
とにかくオレ、ハイテンションになるしかなくて。
機材の設置の為にわいちゃんが来てた。
わいちゃんは千穂兄の会社の子なんだけれども
過去にイベンターをやってた事があるので
そりを見込んでオッサンに駆り出されたらしいのですが
あぁぁぁ 千穂兄を一番知ってんのはわいちゃんだっ!
憎まれ口をイッパイたたくけれども基本的には気のいいわいちゃん。
千穂兄も絶対にイロイロわいちゃんに語ってるはづ!
『わいちゃん、あのねぇ今日ここに来る前にねぇ
千穂兄の事務所に寄ってきたらねぇ
すっげ無愛想な応対されちったよ』
『あぁ、ホントは今日 オレが仕事やったからやない?
オレ、ぎりぎりまで千穂兄に"休んでいいよ"って言ってたし』
何でまたわざわざ事務所なんかに行ったの?とか
速攻で切り返されない段階で やっぱモロバレですよねオレ。
『ねーねー、やっぱ知ってた?あたしと千穂兄の事』
『いや、つーか見てたらわかるし 情報も入ってくるし』
『情報入ってきちょったっちゃ・・・』
『しかも色んなとこから』
『複数かぃっ!』
『まぁねぇ ヤツも色々考えてるみたいやよ?』
むむむ、色々考えてあの態度っすか。
やっぱオレじゃダメって事なのかちら。
『思うにヤツはねぇ 自分の彼女とか
自分のクチから改めて家族に紹介したいタイプと思うよ』
『げ、じゃあアタシ駄目やん、千穂家庭入りびたりやし』
『いや ま、どうなるかはヤツしかわからん事やし
ってゆーかヤツにも未だにわかってないみたいやし
ただ ぐみの事を棚上げにしてうやむやにしたりとか
そーゆー失礼な事したら軽蔑するよとは言ってあるけど』
『まぁたそんなキッツイ事を・・・』
『だってそうやろ?だからオレ千穂兄に
ちゃんと自分で考えろって言ってあるから
まぁもうちょっと待ってやってよ』
『あたし嫌われてないかなぁ?』
『それはないけど千穂ちゃんの友達やってのも
けっこう問題を複雑にしてる気が』
『そりを今さら言うかっ?』
あぁぁぁぁ 何か思った以上に事態は深刻らしいんですが。
やっぱ駄目かな 駄目そうだよニャ。
だんだんと夜もふけて千穂ちゃん&千穂ちびは
一足お先に帰る事になりまちた。
オレ、今日は自分の車だから平気です。
つか こんなに飲んでて大丈夫なのかオレ。
さっきの話も手伝ってか カナーリ酔っ払いなんですが。
わいちゃんも機材のチェックなぞで忙しそうなので
しばらくカッパのとこにでも行っとこっと。
ヘコんでても今はどうしようもないしなー。
しばらく飲酒でウサを晴らしていると
わいちゃんと千穂ダンナがオレに何か叫んでいます。
『ぐみ、ビール2つ!』
って、オレはキサマらのパシリですか。
つか ビール1杯500円なの、ただじゃないっつの。
しょうがないので自腹でビールを2杯買って
『持ってきたぁぁぁぁ!アターック!』
などと叫びながらわいちゃんに体当たりするオレ。
『何しよっとや、ビールじゃなくてお茶やって』
『うそぉぉ だってビールって聞こえたもんっ!』
『・・・・・後ろ見てみ』
『へ?』
あぁぁぁぁぁぁぁ
ちちちち、千穂兄!
振り返るとそこには仕事を終えた千穂兄の姿が。
『えっ えっ えっ 何やと いつ来たとっ?』
『今来たばっかし』
『あ 千穂兄がお茶やったのね、ごめんごめん』
『ちょっとドライブでもしよっか?』
『エッ 何ッ?ちょちょちょ、ちょっと待ってて』
とりあえず脱兎の如くお茶を買いに走るぼくちん。
エッ エッ エッ 何だこの展開。
つか もしかしてわいちゃんが千穂兄呼んだのくぁっ?
ギャー 嬉しいけどすっげ複雑なんですけどッ!
で、ドライブって何?話があんの?
そりってもしかしてトドメの話っすかッ?
買ってきたお茶を千穂兄に渡すと
騒ぎから離れた場所へと促されまちた。
てこてこと千穂兄の後ろをついていくぼく。
何か、もう何を言われるかはわかってるのは気のせいですか。
あぁぁぁぁ オレ何でこんなに酔ってんだ。
とりあえず落ち着け落ち着け落ち着けオレ。
『こないだぐみちゃんが言ってくれてから
ずぅぅっと考えちょったっちゃけど
やっぱオレ そんなふうには思えんと思う』
『・・・・うん』
『千穂の友達っていう感じにしか見えん』
『・・・・うん』
『(好きって言ってくれて)ありがとね』
『・・・・うん』
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
実はこの時すっげふらふらだったのですが
とにかく状況だけは把握しなキャ!と思いつつも
気づいたらだらだらと泣いてしまっていて
とにかく ウンってゆーだけで精一杯でして。
で、多分この時30分くらい喋ってたんですよ。
千穂兄とこんなに喋ったのって初めてなんですが
初めてのロングトークがこの話かよ、って
そう思ったらもう後から後から涙が出てきて
でもって千穂兄も辛抱強く泣き止むのを待ってまして。
『でもあたし やっぱ千穂兄の事好きやけど』
『うん、ホントにありがとね』
『千穂ちゃんの友達じゃなかったらよかった?』
『うーん、好きになる時は関係ないと思う』
『じゃあやっぱあたしが問題やんけ!』
『いや そういうわけじゃないんだけど』
振られ話でウケを取ってどうする。
しばらく恋愛観とか仕事の話とか
そゆのをイロイロ喋った後 みんなのところに戻るぼくら。
『わいちゃーん、フラレターッ!』
『げ そう来ましたか』
『うん やっぱ駄目やったぁぁぁ』
『まぁ ヤツの必死に出した結果やし
そこいらへんはわかってやってよね』
『わかりたくねぇぇぇぇぇぇぇ』
ヘコみ気分は最高潮で もうオレはしゃげにゃい。
ちくそぅ 何かもうどーでもいいんですが。
とりあえずチョロリとしっこしてこようと思い
車を走らせて近場の公衆トイレへ向かうぼく。
(海辺にちゃんとトイレがあるんですね)
で、みんなのところに戻ると またもや千穂兄のオイデオイデが。
多分わいちゃんに話を聞いた千穂兄、ふと気づくと
オレがいつの間にかいなくなってるし車は無いしで
おい千穂兄、ぐみがいないぞどうなってんだとか何とか
多分そういう雰囲気で脅されたものと思われ。
『ぐみちゃん、向こうでまだちょっと話する?』
って、そんな台詞は振られる前に聞きたかったつの。
またもや暗い浜辺でふたりっきり 膝を抱えて
遠くでレゲエの大音響がもっと響いて
でもって話してる内容、何故振られたのかっつーんだから。
やっぱりまたもやしくしくと泣くオレの横で
何にも言わずに泣き止むの待ってくれる千穂兄。
ちくそぅ、やっぱりまだこの人が大好きだ。
ちょっと一人にさせといてくれるかぁ?って
心配する千穂兄を騒ぎの中に追いやって
ぼけっと丸く成りきれない月を見ていた。
やっぱオレじゃ駄目だよなぁ。
とんでもない酔っ払いップリとか散々見せてるし
オレが男だったらオレみたいのイヤやもんなぁ。
でもこんなに気持ちが最高潮の時に言われるかオレ。
あきらめたくないなぁ。
オレ、どうしても千穂兄がいいなぁ。
10分ほどそうしてたら何だか気が晴れたので
向こうに見える千穂兄の背中に猛烈ハグをかますオレ。
『だぁからこーゆーのしたら駄目って』
千穂兄に諭されながらぶーたれるオレ。
だって抱きつきたかったっちゃもん。
パーティはそろそろお開きの時間になり
車に乗り込む千穂兄が手を挙げて
『ぐみちゃん!また今度ね!』
とか言ってくれたにもかかわらず
『うっせー、知らん!』
とか言ってしまったオレは殺されて然るべきですよね。
千穂兄、色んな意味でホントにごみん。
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