元恋人から　またもや長い電話があって
ウンウンそーだね、と話を聞いていたらば懐かしい話で盛り上がり
『な？懐かしいやろ？楽しかったの思い出すやろッ？』
とか言われて、つい流されて頷きそうになったのですが
ココで流されたら一巻の終わりだと思えたアタリがリッパですか。
ヘコみ真っ最中の時だったら　一も二も無くヨリを戻しそうで
あぁぁぁ　先週じゃなくて良かったぞぃ、とか思うぼく。
その前に　着信拒否にしろってなカンジですかッ？（￣▽￣；）




元恋人は　今現在　逃げも隠れもしないフリー状態でして
そりでも、だからヨリ戻そうやって言われてもちょっとな。
でも、何やかんや言いながら　ぼくが着信拒否をしてねぇのは
ハッキリ言って　まだどこかに繋がっていたいっつー
腐れド外道な気持ちがあるからってのは言わずともがな。
まるで友達のように話し込めば話し込むほど
気の置けない人間の有難さを思い知るし
楽しかった記憶はいっそう鮮やかさを増して
今の自分と照らし合わせて哀しくなるけれども
そりでも今までの経験がサイレンを鳴らすんだもの。
浮気するヤツは　また浮気するよ、と。
オマエしかおらへんもん、と言ったそのクチが
いつかまた誰かに同じ事言うよ、と。
だって　馬鹿は死んでも治らないもの。
そしてそりは　ぼくも同じ。




淋しいからって妥協するのなんかまっぴら御免でもって
どうせ恋愛するのなら　オノレには勿体ないくらいの人と！とか
それくらいの天にも届くかの如くな理想を持ち続けなければ
オレ様得意の「まぁいっか攻撃」に自分で負けてしまいそうです。
って自分に言い聞かせねば　マジで流さるる。




そりでも、キサマはイッタイ相手に何を求めているのかと
ガツリと胸ぐらを掴んでオノレに聞きたい気分。
ぼくが男子に望むのは　永遠の忠誠か？
情けない思いをしない生活なのか？
世間様が喜んで褒め称えてくれるような相手の立場か？
そりとも自分を殺さずに笑えるような日常か？




元恋人が　何でやの？と聞く。
『何で？何で元に戻れへんの？もうキライになったん？』
馬鹿たれ、キライやったら電話なんか取らんわ。
ぼくは見えもしない自分の将来に　損得を賭けてる。
打算的な自分が　将来の自分にプラスになったって
本当にぼくは思えるのだろーか。

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