【復活!】ダイエットなDIARY
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旅先で疲れている時や酔っ払っている時など、やはりどうしても注意が散漫になってしまうらしい。
そんな時に財布を忘れるのであろう。
ぢつは、今まで書かなかったのであるが、昨年ロンドンへ行った時にも、初日にいきなり財布を忘れたのであった。
それはそれまでのドイツでの仕事にひと段落がつき、イギリスへ行った初日のことである。
その時のロンドン行きの便は北ドイツから回ってくる便であったので、途中吹雪にあったらしく、3時間遅れのフライトだったのである。
待っている間にイライラしながら3時間も一人でビールなどを飲んでいた。
ロンドンに着くと、市内の鉄道がちょうどスト交渉に決裂し、市内は全面的にストップしていた。
だからヒースロー空港からロンドン市内まではタクシーを使うほかはなく、フライトが遅れたせいで、ちょうど夕方のラッシュ時にあたってしまい、さらにストの影響でみんな車を使うからどの道も大渋滞であった。
タクシーの運転手は、イラン系の若い男で英語にへんなクセがあるのか意思疎通もあまりうまく行かない。
で、滞在先の友人のフラットへ着いたときは、もうヘロヘロであった。
その晩は崩れ落ちるように眠ったのであるが、翌朝になって出かける準備をしようとすると、なんと財布がない
その時は、タクシーに置き忘れていたことが後になって分かり、財布も戻ってはきたのであるが、日本よりはるかにクレジット社会である外国で財布(そこにはクレジット・カードも入っている)をなくすのは身動きができなくなってしまうに等しい。
その後、高速の身障者用トイレに財布を忘れたのも記憶に新しい。
そして今回の名古屋である。
仕事をまったく変えてしまうのなら別であるが、おそらく、それはないと思うので、今後も旅の多い生活になるはずである。
約一年のうちに3回も財布を忘れたのである。
こんなことを続けていると、しまいには致命的な結果になることも予想される。
なんとか落とさない方法を見つけるしかあるまい。
そうオレはかたく決意した(笑)。 いや。笑っている場合ではないが。
もうひとつ、忘れると身動きが取れなくなりそうなものに携帯電話がある。
メモリー機能があまりにも便利で、メール端末やブラウザ代わりにもなる。 おまけに(笑)電話の機能まで持っているのである。
今回も、カード会社などに何本も電話しなければならなかったのであるが、仮に携帯がなかったら、その苦労は計り知れなかっただろう。
最近では、公衆電話が次々に姿を消しているからである。
そこで、今回の経験が風化しないうちに、これらを忘れない対策をこうじることにした。
「忘れない」といっても、どんどん歳をとるので「忘れない」ことは無理であるから、「忘れても、なくさない」という点にポイントがある。
よく、「ひもで首から下げておけば」などと言う。 そしてそれを実践している人もいるが、あれはイヤである。
他の方法を探すのである。 しかも、すでにオレには目算があった。
今回、名古屋で会った友人が携帯にコイル状に巻かれたストラップをつけていた。
これは、説明によると、「忘れない」ことよりも「落とした時に壊さない」ためにあるそうである。
つまり、仮に落としても、弾力性があるので、携帯がバンジー・ジャンプのように地面に達しないそうである。
そうだ!これだ。
まるで新たな魔球のヒントをつかんだときのように、オレの目には炎がメラメラと燃えていたに違いない・・・・。
さっそく携帯ショップへ行ってみる。
目指すものはすぐに見つかった。
店のポップには、「のび〜るストラップ」と書いてあった。
これこれ。これである。
よくある携帯電話用のストラップ。これで500円もする。 原価を考えると暴利である。
しかし、記憶が風化していないのでおとなしく購入した。
付けてみたところ。
これで「のび〜る携帯電話」の完成である。
ふっふっふ。
賢明なる読者諸君には、オレが何を考えているかがもうお分かりであろう。
そう。
これと同じことを財布でやるのである。
つまり「のび〜る財布」を作ってしまうのである。
ただし、同じストラップでは短いし、高いし、何よりも面白くない。
次に行った100円ショップで以下のものを見つけた。
「のび〜る笛」である(笑)。
笛なので、どうやら腰から口元まで「のび〜る」みたいである。 だから長さも十分そうだ。
しかし、「笛」いらない。 あくまでも欲しいのは「のび〜る」部分だけである。
「のび〜る笛」から「笛」をとったところ。 これで単なる「のび〜る」になった。
次に財布である。
実験なので安いものでいい。
同じ100円ショップの財布コーナーで見つけた札入れ。 「ホック付財布」と書いてあった。
こんなのである。
内部は札入れの部分と、カード入れの部分、そして外側と三重構造になっている。 この内部のところに穴をあければ、外側に穴をあけなくてもすむので、外観をあまりそこなわないはずである。
けっこうよくできている。
さっそく穴をあけてみた。 そして使わないキーホルダーからはずしたリングを、その穴に通してみた。
こんなかんじである。
このリングへ、先ほどの「のび〜る」部分をつければ、「のび〜る財布」の出来上がり、である。
こんなかんじ。先ほどの「のび〜る携帯」とくらべてもあまり遜色はない(と思う)。
さて、明日からまた泊まりで出かけるが、さっそくこの「のび〜る」シリーズを使い始める。
試作品なので、使い勝手などは機会があったらまたレポートしよう(笑)。
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