東南アジアサッカー調査メモ...ogaoga2k

 

 

ACL関連の記事に関してアレコレ(+怒り) - 2007年05月14日(月)

・川崎、日本勢初のグループリーグ突破の要因

> ■インドネシアが親日の理由
>
> ところで少々余談になるが、なぜインドネシア人が日本人を親日的感情で
> 迎えてくれるのかを簡単にひも解いておこうと思う。

スポーツナビ


いや、これは本当に余談だと思うし、正直飛躍してると思います。


ACLの記事的としては、なぜインドネシアで川崎はヒドイ目に
あわなかったのか、に関しては、


 ①Jリーグ(チーム)のACL対策

は、記事として面白く読ませてもらいましたけど、


 ②対戦相手のアレマ・マランというクラブの歴史・文化


が結構抜けてて、代わりに親日、という言葉で埋められてました。

そして前にも書きましたが、なぜ横浜Fマリノスはインドネシアで
ひどい目にあったのか、の理由としては不適当でしょう。




僕がこれを読んで悔しいのは、簡単にインドネシアが親日だから、
と十把一絡げにされると、インドネシアの各クラブのサポ文化が
まるで否定されちゃうじゃないですか。

あんだけ色々なサポ集団があって、カラーもいっぱいあるのに。


彼ら(アレマニア)は彼らなりの文化を持っていて、サッカーの
文脈で歓迎してくれた点の方が大きいです。僕の実感としては。


”おらが街チーム”同士がぶつかるからこそ面白いのに、
反日とか親日とか、そーいうモンで各クラブの個性が消されちゃ
タマッタもんじゃありません。


あのアウェーに行ったサポに、インドネシアの新聞が

 「川崎サポーターは非常にフレンドリーだった。
  彼ら日本人は親インドネシアだからだ」

なんて書かれちゃ、「川崎じゃなくて日本人ってトコ見てたのかよ!」
とムッとするでしょう。それと同じです。



正直言うと、現地でアレマ・マランのサポーターは、相手が全南でも
バンコクUでも同じ扱い(歓迎する)と言ってました。
(全南とバンコクUがアレマに敬意を払ってくれれば)


なんせ彼等は一度インドネシアFAの失敗で、ACLを不条理に出場停止
されてましたし、初めて公式に外国からお客さんが来る※、という
のが大前提だったわけです。

 ※今回のACLが、アレマ初の国際大会参加ではない。




ですから"日本だから"云々だというのは、あまりにもちょっと
自意識過剰かな、というのが実感です。




たしかにインドネシアでは、Jリーグや日本代表はリスペクト
されている面はありますが、それはサッカーの話だからこそ
ACLと繋がるのであって、親日・反日までつなげなれちゃ、
各クラブの存在が希薄になっちゃうじゃないっすか、江藤さん!!


ps

> 現地が親日的だったことも上げられるだろう。それはスラバヤでも
> マランでも、インドネシア人からみじんも敵対的態度を取られ
> なかった筆者自身の実体験

ついでに、僕はスラバヤのチーム、プルセバヤのおっさんに
日本人と言った瞬間に無茶苦茶ナメた態度を取られたので、
喧嘩ごしになりましたよ(笑)



以下は一番ACL関連で不愉快だった記事。


・現地レポート:浦和サポーターの応援が上海サポーターに変革を起こした!

> アジアへ、世界へ誇れる浦和のサポーターは、前回のシドニーに続き、
> 上海でも地元の人に大きなインパクトを与えた。こうしたインパクトが
> うまくその国・土地の文化と融合していくことができれば、浦和の
> サポーターにとってこんなに誇らしいことはないだろう。

J'S GOAL


アホか。偉そうに。

そして、なんというおこがましい考えだ。


他国の(サッカー)文化が初めから劣っているみたいな
書き方すんなよ!これは個人ブログじゃねえだろうに。


それぞれのチームには、それぞれの国・地域に適した応援方法が
あるだろうし、アジア全部に”浦和の応援が善”とされるわけ
じゃないだろ。


てか、goal.comではイラン人と豪州人が「俺達サイコー!」みたいな
書き込みがあまりにも多くて閉口する(というか笑える)が、
ここまで図々しいのは正直ナイ。


なにが"誇らしい"だ。ちっとも誇らしくないわ。
「俺達が教えてやんよ」みたいな高いとこから見下す態度はヤメレ!



こーいう頭がイカレポンチな奴のせいで、普通に浦和を応援に行った
浦和サポーターが本当にカワイソウだ。


...



 

 

 

 

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