東南アジア王者は鹿さん - 東南アジアクラブ選手権 - 2005年08月02日(火) 東南アジアもリーグが終了して、現在はカップ戦に入っている チームも結構あるのですが、7月末に第2回東南アジアクラブ 選手権が開催され、結局シンガポールのタンピネス・ローヴァーズが 優勝しました。 シンガポールはタイガーカップも優勝していますから、これで A代表・クラブ共に東南アジアの盟主になったのです(すげえな)。 これで、11月のSEA GAMES(U23)も制したら、 とんでもなく東南アジアのパワーバランスがひっくり返るのですが、 こんなことばっかりしている上に、参加しているSリーグでは それほど成績が良くないので、多分それはナイ気がします(笑)。 前大会(2003年)は、ゲストのインドのクラブ、イースト・ ベンガルが優勝してしまい、今回どーするんだろう、と思ったら、 やっぱりメンツは東南アジアだけでした。 んでも、フィリピンはまあわかるとして、なぜかインドネシア・ラオスの クラブが参加せず、ちょいと寂しい大会でありました。 てなわけで、とりあえずどんなチームが来たのかをご紹介です。 ----- ■東南アジアのスター選手がクラブ選手権に集合 Soccer/AFF Cup: Asean stars in club championship action 2005/07/22 東南アジア各国のスター選手達が、本日ブルネイで行われる第2回 東南アジアクラブ選手権に登場する。 ミョ・ライン・ウィン、ヤン・パイン、ソー・ミャミンの3人の ストライカーは、昨年のタイガーカップでミャンマー代表で プレイした選手達である。 そんな彼らを擁するのが、ミャンマーのファイナンス&レベニュー (F&R)である。 F&Rは総勢7名のミャンマー代表選手が所属しており、2004年 ミャンマーの王者となったチームである。 チーム・マネージャーのマウン・マウン氏は次のように語る。 「我々は国内で好成績を挙げ、今シーズンのリーグ王者、そして 2年連続でFAカップを獲得することもできた」 「今大会は優勝を目指しており、タイガーカップで見せてくれた 経験を選手達は発揮して欲しい」 F&Rは明日、シンガポールのタンピネス・ローヴァーズと対戦する。 タンピネスはシンガポール代表キャプテンのモハマド・ナズリ、 万能な中盤選手のモハメド・ラフィ、そして最終兵器である モハメド・ノー・アラム・シャーが所属している。 外国人選手は、タイ人のチャイヤプアーク・サンティ、そして ユーゴスラビア人選手を2名、ムラトビッチ・セアドと ムスタフィク・ファルディンがいる。 東ティモールからはゼブラFCが参加し、初戦はカンボジアの ナガコープFCと対戦する。 なお、マレーシアのパハンはベトナムリーグ2連覇を遂げた ホアン・アイン・ジャライとの対決となっている。 ホアン・アイン・ジャライは3人の代表経験を持つタイ人選手、 キャティサック・セナムアン、ドゥシット・チャラムサーン、 そしてヴィモル・ジュンクンを連れてブルネイ入りした。 「タイのジーコ」の愛称で知られるキャティサックは、その攻撃力と アグレッシブなプレイで、パハンのアズミン・アズラムを悩ませる ことになるだろう。 パハンはリーグでの主力選手であるノーハフィズ・ザマニ、 V.サラヴァナン、アジズル・カマルディン、ジュザイル・サミオン らを引き連れて今回の大会に臨む。 パハン監督のザイナル・アビディン・ハッサン氏は 「我々はこの大会でベストを尽くすつもりだ。国内リーグを 終えて休養し、良い状態となっているが、東南アジアの強豪 チームを相手にするので、しのぎを削ることになるだろう」 と語っている。 地元ブルネイのDPMM FCは、タイのタバコ・モノポリーと 対戦する。 DPMM FCは3人の外国人選手を擁しており、イングランドから ピーター・ガリー、クロアチアからゴラン・ヴサニッチ、レネ・コマー らの活躍が期待される。 :Malay Mail ---- んじゃ、ちょっと補足をば。 ミャンマーは本来ならAFCカップに出場する資格をもっている ので、シンガポール・マレーシアと同等のクラスと言えまして、 タイガーカップでもかなりイイトコまで言ったので、やはり この記事でも注目されていますね。 あまりクラブは国際舞台に立たないので、僕も注目していた のですが、開催国チームのDPMM FCと優勝チームの タンピネスに敗れてしまい、GL3位でした。 まあ、どちらも1点差だったので、それほど差は無いんじゃ ないかなぁ、と思います。 DPMM FCはブルネイの皇太子かなんかのチームです。 欧州とアフリカからバンバン選手を入れてくるので、東南 アジアのクラブシーンではいつもソコソコな結果を残します。 もしかしたらブルネイ代表よりも強いかもしれませんが、 準決勝で敗れてしまいました。まあ、相手がパハンなので しょうがないですが。 東ティモールのゼブラFCは、確かカフェFCという、かなり ナイスな名前だったハズですが、ゼブラFCとくっついたか 改名したのであります。 カンボジアのナガコープFCは、この大会の為に4ヶ月特訓を 積んで臨んだのですが、新参者のゼブラFCに開幕戦0−3で 敗れてしまいました。 ゼブラFCはゼブラFCで、ベトナムのホアン・アイン・ジャライに 14−0という大敗をしてしまい、やっぱりプロリーグとの差は デカイなぁ、と感じたのであります。 今大会、タイのタバコ・モノポーリーはあまり注目されておらず、 そして結果も芳しくありませんでした(GL最下位)。 ああ、ACLが不安だ。 ベトナムのホアン・アイン・ジャライはACLだと弱小扱いされており、 タンピネスはAFCカップでは優勝できうる立場なので、この辺の 差がどんくらいなんだろう、と思っていましたが、結局両チーム の対戦はスコアレスの後PK戦、になりました。 もしかしたら、ACLにシンガポールが来ても、あんまり変わら ないのかもしれません(でも、経験でやっぱりベトナムのチームの 方が上だと思うけど)。 パハンはもうマレーシア、いや東南アジアでも強豪なので、実は 僕は優勝するとにらんでいたのですが、なぜかマレーシアのクラブは 国際大会に弱いです。 実は内弁慶、なのかもしれませんね。 シンガポールのSリーグは、しょっちゅうタイの新聞では、 「タイに劣るリーグ」とかばっかし書かれているので、実は今回の優勝で、 シンガポールサッカー協会は小さくガッツポーズしているんじゃないかなー、 と密かに思っています。 結果はココ てなわけで、おめでとー、シンガポールの鹿島(マスコットが鹿なので)、 タンピネス・ローヴァーズ! ...
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