カンガルーはアジアを目指す - オセアニア - 2004年03月18日(木) 日本から見たAFC以外の国で近い国、と言えば、せいぜいロシア くらいでありましょう。 それでも、あんまり交流をしているとは言えませんが。 でも、アセアンズにとって、AFC以外の国ってのは手近にありまして、 そこはなんといってもオーストラリア、豪州であります。 シンガポール、マレーシア、インドネシアのチームが強化遠征に行くとき、 一番目にする遠征先は豪州なのです。 んじゃ、豪州から見た他大陸(アジア)ってどーなのよ?? つーわけで、ある記事をパクってきました。 どーぞ。 ------- ■豪州サッカー発展のため、アジア太平洋カップの設立案挙がる Asia-Pacific cup plan for domestic soccer March 7, 2004 ASAチェアマンFrank Low氏、豪州サッカーの将来に向け、大きな計画を語る。 - 豪州プレミアリーグの後押しとは、地域の拡大 / Matthew Hall記者 豪州サッカー協会(ASA)は、新たなる”豪州プレミアリーグ” 設立に関して、豪州・NZ、そしてアジアのチームが参加する ”アジア太平洋選手権”を行うことによって、地域の拡大を願って いる。 「The Sunday Age」紙のインタビューの中で、豪州サッカー協会の チェアマンFrank Lowy氏は、新リーグを設立し、欧州でプレイする 豪州の選手たちを母国に戻し、新たな大会でプレイさせるという 構想を語った。 「我々は、アジアを視野に入れた大会の計画があり、 それはアジアチャンピオンズリーグの様な大会になる だろう。 サッカーはほとんどのアジアの国々では人気が高い。 豪州やNZは、そういった潮流に乗るべきだ。」 Lowy氏は、アジアを巻き込んだ大会設立の第一歩として、 現在 提案されている豪州プレミアリーグ(APL)へのNZチームの エントリーを与えることだと語る。 計画では、この豪州の大会がその後アジア太平洋スーパーリーグ と成長し、また将来的には大陸間の大会と同列規模となるだろう、 とも言う。 AFCは1967年以来、アジアクラブ選手権を組織し、日本、 韓国、中国、サウジと言った国々が参加している。 Lowy氏は、アジア太平洋選手権の成功の鍵とは、テレビ局 のバックアップにあると言う。 Ian Frykberg氏は、ラグビーのスーパーリーグ前代表者であり、 元News社のスポーツ担当であったが、彼は豪州サッカー協会で 放映関係のコンサルタントとして任命された。 「豪州において、新リーグを設立する必要がある。 NZから1チーム加えることにより、豪州・NZ相互間で の試合を組めるはずだ。」 「これを実現させてうまく行けば、我々が考えているリーグや 大会は、近隣地区から他国のチームが参加するような、 国際的なものに成しえるはずだ。それが目標の一つだ。」 「この目標は、TVの力が重要だ。アジアの国々にとって 意味のある大会を我々はつくりだすことが出来るはずだ。」 とも語った。 Lowy氏は、新たなリーグが最初に努力すべきものは、欧州各国 レベルの差を問わず、選手達との年棒交渉だと考えている。 彼は、ポール・オコン(現在ベルギー2部リーグでプレイ)、 ネド・ゼリッチ(現在所属クラブなし)に対し、豪州でのプレイを してくれるよう、個人的に頼んだという。 「彼らは豪州に戻ってくるべきだ。彼らにはしっかりとそれ相応の 給料を支払う必要があるが、それが彼らの関心でもあるのだ。 もし彼らの様な海外でプレイする選手達が、W杯で活躍すれば、 豪州でのサッカーの試合は、より大規模なものとなる。」 「私は彼らの様な選手達に、もっと多くの報酬を得てもらいたいと 思っているが、そういった報酬は、いかに良い試合をし、 どのくらいの観客数が動員できるかにかかっている。」 このウェストフィールドの代表者は、新リーグスタートの具体的な 日時を口には出さなかったが、実現可能となるのは来年の初旬ごろ だろうと語った。 また、おそらく多くの選手が今後9ヶ月間、不安定な状況になる事態は 避けられないとも言う。 というのは、現在のNSLの選手達との契約は、6月30日で 終了するが、豪州のトッププレイヤー達は、欧州やアジアで 契約を行う傾向にあり、新リーグのキックオフの時期を外して しまうからだ。 「わかってはいるが、この点が問題だ。 私は魔法の杖を持っているわけではないが、皆にこの状況を少し ばかり理解してほしい。事態は複雑だ。 ここ20年、30年間の不始末をしようとしている。 新リーグ立ち上げは、最も難しい仕事になるだろう。」 パース、アデレードおよびメルボルンには、新リーグ参加に強く名乗り を上げているチームがあるものの、それに対してシドニーのチームが 参加を表明するという話はあまり聞かれない。 しかしながらLowy氏は、シドニーが大会の力になるだろうと確信 している。 「シドニーは非常に重要であり、シドニーのチームを 参加させることは間違いない。」 「我々には時間はない。だが、シドニー市に対して、十分な プレゼンを行うつもりだ。」 http://www.theage.com.au/articles/2004/03/06/1078464694901.html ------- マレーシアやシンガポールがリーグの再編を行ってきたように、 最近はリーグの改変が世界的にブームな雰囲気です。 ま、いろいろ調べているとこんな記事もあったりしまして、 豪州も色々大変なんだなー、てな具合です。 うーむ、にしても豪州にとっての”アジア”とは、ドコなんだ? この記事ではサウジ以外、東アジア(日・中・韓)だったりします。 つーことは東アジアをメインターゲットにしているように思いますです。 今回の記事を俺的妄想に解釈すると・・・・ 普段スター☆スポーツを見ているオージーさんたち。 普段はラグビーとかオージー・フットボールに夢中。 しかし、ある日突然、タイガービールのCMに、サッカーボールが 出現し始め、楽しみにしていたクリケットの試合中継もすっ飛ばされる 始末。 なんじゃこれは・・・と、しょうがないので観ていると、 どうやらタイガーカップという大会らしい。 ・・・うーむ妙に熱い。レベルは高そうではないが、妙に熱い。 こんなもんが流行っているのか・・・。 そこでオージーさんが考えたのは・・・ 1.東南アジアでサッカーは熱いのだなぁ・・・。 2.んなら、もっと強い東アジア3カ国は、すごいサッカー狂の国のはず! 3.東アジアはそこそこリッチである!しかもW杯に出てたぞ! 4.こいつらと組めば、TV放映権ガッポガッポっすわ! ・・・・というイメージなのであります。 あんまりいいイメージないな、俺(笑) オセアニアのクラブのイメージって、日本でどーなんだろう。 ACLやA3は、日本じゃあんまり(全く)話題にならねーしな。 ウォロンゴン・ウルヴスとかパース・グローリーが、大連実徳や水原三星 より有名とは思えんしな(ってかドッコイな気がする) んでも欧州でプレイする豪州人選手が参加したら、萌え〜、な感じの人も 日本で増える様な気もする。 あ、アジア・太平洋カップつーなら、フィリピン・グアムとポリネシア あたりのチームの大会やってくれたまえよ、AFCとOFC! ま、わからんことは色々あるが、インターナショナルリーグをとっとと やってしまった、シンガポールはすげーなー、という感想でした。 PS あ、あとNZのチームはNSL(豪州サッカーリーグ)で 既に入っていたことがあると思うんだけど、APLだとなんかあるのか? ...
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