キーちゃん、カンボジアへ飛ぶ - カンボジア - 2003年11月19日(水) サカマガで珍しく東南アジアの情報があったので、抜粋。 ----- ■北沢豪→井原正巳 サイドチェンジトーク 〜カンボジアで覚えた驚き。 東南アジアのサッカーが台頭する息吹を感じる〜 (…略…) さて、僕は先日、日本協会からの派遣でカンボジアに行って きました。(…中略…)今回は特別コーチとして、カンボジアの 育成指導の現場を見てきました。 僕が交流してきたのは、立派なナショナルトレーニングセンター で強化合宿を行うU-16カンボジア代表の選手でした。そこで、 僕は驚かされました。想像以上にレベルが高かったのです。 全体的に瞬間のスピードがものすごく速く、どちらかと言えば タイの選手に似たタイプが多かった。そして、ボールに執着する 能力が総じて高く、ボールを持つと自分で突破してやろうという チャレンジする選手が多いことが印象的でした。 そして純粋で素直に聞く姿勢を持ち、いろいろなことにチャレンジ することを厭わない、潜在能力の高さを感じさせる選手が、本当に 多くいるのです。 カンボジアという国自体がものすごいスピードで成長している 中で、またサッカーという文化も急速に育ちつつあることを 思わされました。もちろん、こうして上を目指しているアジア の国は、もちろんカンボジアだけではないでしょう。日本も 頑張らないと抜かれる、そうした雰囲気を感じました。 もっとも、戦いこそすれ、世界の中のアジアという仲間です。 アジア全体のレベルアップは喜ばしい。その一方で、将来を 考えると、脅威を感じているのは事実です。 (…以下略…) :サッカーマガジンNO.950/2003.12.02号より :抜粋 ----- おお、”カンボジア””サッカー”で検索すると、結構 「キーちゃんサッカーボールをカンボジアに届ける」的な ニュースが昔はよく引っかかったのだが、今年は選手相手の 交流だったわけですな。 文中でカンボジアU16代表が出てくるのは、実は2003年の 12月12日から24日まで、東南アジアユースU16選手権が あるんで、それの準備というタイミングでありましょう。 にしても北沢氏は、カンボジアの選手をきちんとサッカーの 選手として見ている点が素晴らしい。 大抵はカンボジアとかの国のサッカーを語るときは、「貧困に あえぐ」とか「クメール・ルージュの傷跡が」とかいう枕詞を つけがちなのだが、ピュアな視点なのがとても新鮮である。 このコラムはリレーコラムで、次の井原正巳氏へバトンタッチ されるわけですが、 「アジアの、特に東南アジアの潜在能力台頭について、 井原さんはどう思いますか。」 で締めくくっているので、次週の井原氏のコラムに期待っす。 ...
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