境界無き友情を、暴力無きサッカーを - インドネシア - 2002年12月26日(木) と、あるインドネシアサポからのメールを紹介。 ---- やあOGA、無事に帰国出来たかい? 先週、僕の方は凄く忙しくて、午前は仕事、午後は スタジアムでチケットをサポに配布するという日々だったよ。 ついにインドネシアは準決勝に進出したよ! 君はもちろん知っていると思うけどね。 でも君に伝えたいのは結果じゃなくて、チームの進化だよ。 インドネシア代表は今大会優勝できるチームになってきたと 思うんだ。 僕は君が見られなかった、第3戦のベトナム戦、第4戦の フィリピン戦を観たんだけど、それまでの戦いぶりからは 考えられないくらい、インドネシア代表は良くなってきたんだ。 コレフ・ボーイズは本当に自信を回復してきたと思う。 (*コレフ=インドネシア代表監督) ベトナム戦の前半は、チームは本当にファイティング・ スピリットを見せてくれたんだ。あのベトナム代表が、 お子様みたいに見えたんだよ! でも不幸にも、後半にインドネシアのDFとGKの ヘンドロ・カルティコが多くのミスをして、ベトナム に2得点を与えてしまったんだ。 そのあと、グンダ・ドニ(クリスティアワン)がレッド を喰らって、退場。 僕はもう、インドネシアは得点できないと思ってたんだ けど、ザイナル”サバイバー”アリフが同点弾! もうスタジアムは大騒ぎ。とてもエキサイティングな 試合だったよ! フィリピン戦は、バトミントンのスコアみたいだね。 13−1。サポ連中はもちろん満足な結果だった。 そして、準決勝は、僕らがのぞんていた、マレーシア戦だ! 金曜日の準決勝のスタジアムは、戦場みたいになると思う。 バックスタンドに陣取ったコールリーダー達が、マレーシア を震いあがらせることを約束するよ。 僕の今後の予想は、 準決勝はインドネシア 3−0 マレーシア。 決勝カードは、インドネシア−ベトナム。 そして東南アジアのチャンピオンは、インドネシア、だ。 それじゃ、また。 ---- ちょっとインドネシアだなぁ、と思うのは、13−1を ”バトミントンみたい”というトコですね。 日本なら野球とか言っちゃうトコです。 あと、なんでマレーシアが楽しみかって言うと、これは BBSにも書いたんですが、マレーシア語とインドネシア語 は80%ぐらいが同じで、サポの野次がお互いわかるんだそ うです。だから、燃えるんだそうで。 インドネシア・サポ側に言わせると、 「マレーシア、ビビって滅多にインドネシアに来ないんだよ。 でも今回は来なきゃいけないから、楽しみだ!」 てな話しを聞いたりしました。 シンガポールは?とか言ったら、 「あそこは英語と中国語だから、野次り甲斐が無い」 とのこと。良かったな、シンガポール(笑)。 マレーシアとインドネシアの政治的な因縁があったりするそう で、この辺はもう少し調べます。 ちなみに誤解しないで欲しいのは、彼らサポは、とにかく スタジアムでは暴力を無くすべきだと考え、試合前には ミーティングをし、暴力への対処やサポ―トの方法などを 熱心に話しあいます。 そんな彼らサポーターの合言葉は Friendship without Frontier Football without Violence (境界無き友情を、暴力無きサッカーを) というモノであります。 ま、この辺はまた後ほど詳しく書きます。 では。 ...
|
メール ホームへ |