東南アジアサッカー調査メモ...ogaoga2k

 

 

韓国はターキー - タイ - 2002年07月01日(月)

さて、W杯も終わり、様々なコトがあったんですが、
個人的には、スウェーデンとトルコが好印象。

そういや、スカパーで「世界の地理」みたいな教育
番組くさいのがやっておって、トルコの回を観とった
わけです。

そこで、トルコ石はトルコが原産じゃないのに何故
トルコの名が?つーのを紹介しておりました。


それはどうも昔の欧州人の「珍しいモンはどうせトルコ
から来たんだろ」ってイメージから、らしい。

・七面鳥
・ボーリングで連続ストライク3回

もターキーというのは、「見た事もないもの」から以来
している、みたいなことを聞いて

 うーむ・・そうかも・・

と、その理屈に思わず納得。

実際はどうなのか全然知りませんが。。


でもこの意味でターキーだったのは、やっぱセネガル(笑)


韓国のサッカーは、後半を見るたびに

「巨大なダムに同じ箇所に何度も何度もノミ打って、
無理やりひび割れさせて、ついには決壊させる」

つー絵が浮かんだなぁ。なんとなく。


まぁ、アジアのチームがポルトガル-イタリア-スペインを
倒すってのも、これまでの実績だけ見たらある意味
ストライク3回連続!って感じでターキーかも・・。


そんなターキーを、タイがどんな目で見たか、つーのが
今回の記事です。



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「韓国に出来て、何故タイに出来ないのか?」


- Wednesday 26 June 2002 :バンコクポスト紙より


2002年のW杯共催国、韓国と日本のチームの成功は、
タイサッカー関係者には辛いものなのかもしれない。
かつては我々と同じレベルで争っていた両国だが、
それは過去の話となった。


韓国はタイのキングスカップの常連参加国だったが、
いまや韓国はそんな地味な大会に興味を失い、フランス
やイングランドといった強豪国と対戦したがっている。


タイがW杯最終予選に初めて進み、そこで苦しんだ
のに対し、韓国と日本は既に国際舞台で戦っている
のだ。


それはホームアドバンテージだと感じるかもしれな
いが、この両チームの成功は、熱狂的なサポーター
の後押しだけで成し遂げられるものではない。


W杯予選では、タイはホームでイラン・サウジ・イラク
・バーレーンと戦ったが、1度も勝利を得ることができ
なかった。ホームでの試合は必ずしも勝利するわけでは
ない。

タイのサッカー関係者は、韓国や日本にできるのなら、
我々も可能では・・と考えている。

では、それは可能なのだろうか?
韓国や日本の様になれるのだろうか?

・・私は、それはできると信じている。

しかし、より大きな問題は「いつできるのか?」ということだ。

 次のワールドカップ?
 10年以内に?
 自分の死後?


サッカーは言うまでもなく、タイでは最も人気のある
スポーツだ。その点で言えば、タイ代表が成功を収め
るのは、難しいとは言いがたい。事実、韓国や日本で
は、サッカーよりも野球の方が人気のあるスポーツだ。


タイ代表の成功の為にはまず第一に、行動の指針を立
てなければならない。

この指針こそが、日本と韓国がサッカーで成功した、
重要な要素ではないのか。


タイのユース代表は、常にある程度のレベルでは成功
を収めている。しかし、ユース代表のメンバーはその
後、が続かないのだ。

我々には長いスパンで見た、若手選手の育成プログラ
ムが必要だ。だがそういったガイダンスが不足してい
るという現状がある。

タイのサッカー関係者は、A代表に力を入れるがユース
を軽視しているように思える。ユース選手の育成を抜き
にして、どうやってA代表を強くするのか?


タイには、力強い国内リーグが必要なのだ。このリーグ
こそが、よりよい選手を育てるのだ。現在のタイリーグ
は良い方向に向かっていると思うが、依然として国内リーグ
というよりもバンコク・リーグと言える。

Kリーグ、Jリーグは欧州の各リーグほどではない
かもしれないが、アジアではベストだと考えられて
いる。Jリーグのレベルは高く、タイの選手がプレイ
するのは難しいだろう。

タイのトップ選手達が、代表レベルではタイの方が
優勢だと思われてるような、シンガポールやベトナム
のリーグでプレイしていると言う事実は残念なことである。



サッカーを発展するのに重要なのは、あらゆるレベル
での優秀な指導者の存在である。韓国のヒディング監督、
日本のトルシエ監督が良い例だ。


だが、それには資金が大きな障害となる。どんな計画
であろうと、健全な金銭面でのサポート無しでは成功は
ありえない。タイのサッカーには、おそらく政府の援助
が必要だろう。


W杯後、タイのサッカー関係者はタイ代表チーム発展
の為の考えを提示するだろう。このW杯の時流に乗って、
政治的に発展計画を要求する時なのだ。


しかし、それは一時しのぎに過ぎない


韓国が88年のソウルオリンピック大会を開催したとき、
タイのスポーツ関係者達は、16年後にはタイも韓国と
同じようにホスト国になれると言っていた。


しかしタイはホスト国として訴え、何百万バーツも
浪費した挙句に、結果として一次候補からも外れ、
2008年の開催は出来なかった。


タイサッカー協会には有能な人物がいないわけでない。
もちろん、彼らは有能でなければならないのだが、協
会が永遠に変わらない様な気がするのは何故なのだろ
うか?


協会の職員はその役職に長く就きすぎていて、情熱や
アイディアが切れてしまっている。もし疲れてしまっ
ているのなら、協会のメンバーは若手にその座を渡し
た方が良い。


それがタイのスポーツ、そして国のためになるのだから。


:http://www.bangkokpost.com/Sports/26Jun2002_sport62.html
:バンコクポストより、全文適当訳
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実はこれとほとんど似たような記事が、インドネシアでも
あったりしました。それはインドネシア語の機械翻訳だった
ので詳しくはわかりませんが、そっちは主に韓国だった様で。


それにしても、どこの国も問題は色々一緒ですな。


ま、色々あるけど、俺が悩んだところでタイのサッカーが
発展するとは思えないので、とりあえず等々力か横国か国立
に行って、焼ソバとビールをかっ喰らう週末を過ごすぜ。



...



 

 

 

 

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