東南アジアサッカー調査メモ...ogaoga2k

 

 

98年タイガーカップ タイvsインドネシア(グループB) - 2001年04月21日(土)

つーワケで、ようやくタイガーカップ98のVTRを観る時間が
取れたのであった。


再生スタート。

じゃぁん!!タイvsインドネシア!
アジアカップ・レバノン2000では東南アジアを代表した
2チーム同士の激突だ。

おお!早くやれや!


で、試合スタート。

それにしても芝深いなぁ。足首ぐらいまであるんじゃないか。
ベトナムのホーチミンだしなぁ。栄養と湿気よさそうだし。


う・・・・こ、この試合は・・・。
かの有名な八百長試合じゃんか!

うーむ。サッカー観戦歴5ヶ月程度の俺でさえ、
あきらかにインチキ臭いのがわかるぞ。


ワンツーですばやく”バックパス”!
中央にスペースが空いたら、”サイドチェンジ”!
前半はずっとこんな感じで、どっちがどっちを攻めている
のかよくわからなくなるぞ。

観客のベトナム人、前半途中でドンドン帰っていきます。
「ふざけんな!」「ちゃんとやれ!」(多分)inベトナム語の
叫び声とブーイングが競技場に響き渡ります。

実況するアナウンサーも、言うことがナイのでやたら
「フィリピン戦で彼は・・」と苦笑、ばっかし。

で、時たまボールを持った選手がDFの裏をぬけて、GKと
1対1になると、明らかにコーナーに向けてシュート!

こんな感じで前半終了。



で、後半開始。

相変わらずダラダラとした練習風景のようなパス回しが続い
ていたんだけど、変わったのが後半8分。

ミドルシュートがタイのDFに当たり、ボールがインドネシアの
ベント(Mirubal do Bento)に転がると、すかさすシュート。

ゴール!!

リッキー・マーチンの「アレアレアレ!」という曲を、蒲田行進
曲風にアレンジして、共産圏の楽団が仕上げたみたいなファ
ンファーレがスタジアムに鳴り響く。

・・でも喜んでいるのはベント本人だけで、周りのインドネシ
ア選手は頭をコツき、「余計なことすんな」という雰囲気が。

インドネシア、ちっともうれしくない先制点。



でもこっからはチョット面白くなってきた。
(といっても大したことないけど)

インドネシアは「イカにカッコよいシュートをするか攻撃」、
タイは「あんまりカッコつけられると困るぞディフェンス」
という図式が少しの間だけあった感じ。

その後、お互い交互に仲良く1点づつ取り合うんだけど、
GKの演技が下手で・・

インドネシアGKの、”球は上だけど下に飛びつくセーブ”
タイGKの”動きを止めて、反応できませんでした風なア
クション”。


ちょっと初めに八百長って知っているから、こうみえるの
かなぁ、俺・・。そんだったら悪いこと書いてる気がする。

って、なんで俺が反省しなきゃいかんのだ。


インドネシアのGK、カルティコ(Hendro Kartiko)は暇さの
あまりか、相手のエリアにドリブルして持っていって、シュ
ートまでする有様だ。調子コキすぎだぞ。

そんで試合間際直前、インドネシアの選手が自軍のゴール
を攻めて1点献上。しかも自殺点を入れた選手、自分に拍手
してたぞ。(バツが悪そうに、だけど)




試合終了。
タイ 3 - 2 インドネシア。

どうも、ハーフタイムに「点を入れずにダラダラやると、ベトナ
ム人が怒りそうだから、もうチョットうまくやれ!」と忠告され
た風な後半の展開だった。




うーむ。コレはイカン!
さすがの東南アジアサッカーに興味を持つ俺でも、面白くな
かったゾ。

面白かったのは、リッキー・マーチン・ベトナムアレンジの
ヘナヘナ加減と、そのBGMにぴったり合う、やる気ない選手
の表情のハーモニー、だけだった・・。

自殺点を入れたインドネシアの選手、たしか追放されたんだ
よなぁ。チームのためにやったのになぁ。それが不憫だ。

彼には、ウルフルズ”明日がある”の1フレーズ
「どうして俺はがんばってるんだろう?」
を捧げたい。

あー、でも八百長はヤメレ!東南アジアサッカー界!





...



 

 

 

 

もくじ
前の日記  次の日記




メール ホームへ