まっすぅのトト日記

2004年06月06日(日) 「めぐりあう時間たち」

1920年代に「ダロウェイ婦人」を書いたヴァージニア・ウルフ(N・キッドマン)と
それを読んだ1950年代の平凡な主婦(J・ムーア)、
そして現代、その主婦のエイズの息子(E・ハリス)を看病する元彼女(M・ストリープ)の
それぞれのある一日。

3人の女性だけでなく出てくる女性みんな
傍から見たら幸せそうなんだけど、人にはわからない空しさとかを抱えてて
それでも毎日を淡々と過ごしてるの。

私も時々”もう死んでもいいかな”なんて思うこともあって
それでも毎日仕事に行って、それなりに楽しいこともあったりするんだけど
自分の居場所は?なんてまで深くは考えないにしても
なんでだろうって思ったりはしてて、そうゆうのなんかわかるなぁ〜って。

常にそう思ってるわけじゃないにしても
みんな一度は感じる空虚感みたいなものがあって
共感できる女性は多いかも。。


3人の中でもやっぱりM・ストリープだねぇ。
あの堪えてたものが溢れてきて泣き出してしまうシーンは
彼女の特許?ってくらい上手だなー。
安心して観てられる人だよね、特に好きでも嫌いでもないけど。

あとはE・ハリス。
女性のストーリーの中でやっぱりすごい存在感だもん。

N・キッドマンも雰囲気とかもよかったのでは?
ヴァージニア・ウルフに似てるんだろうなーって思うほど全然違う顔になってて
すっかりイギリス人だった。

残念なのは「ダロウェイ婦人」を読んでないとイマイチわかんない感があること。
本の内容自体には少しふれるけど、結局どんな話だったのかわからずで。
そこまで内容は重要ポイントでないのかも知れないけど
もうちょっとわかればなぁ〜と思いました。

ってことで「ダロウェイ婦人」を読んでみようかと、、、
こんな人多そう。。


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