小馬鹿なさっかの処刑人日記
GET TO HEAVEN.
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2001年03月20日(火)
たくろー

長かった髪を切ったら、頭が軽くなった。
アホになったわけではない。


春休みになると、なんか誰かがクラス会とか思いつくらしい。
てなわけで明日は元35HR(三年五組のこと)の集まりが決行される。
そういえば去年も、こんなふうにだらだら〜っと集められたなあ。


わりと仲のよい男・たくろーは、去年の集まりで、
「俺のグレイシー柔術を受けてみろ!」
とか言いつつふにゃふにゃへなちょこに動いたもんである。
そこで「足元がおるすだぜ!」とか言って、
奴の足首にインサイドキックをかました。
「いてー」たくろー、楽しそう。
その後は艦長(あだ名)と共に、お互いの隙をついて、
さっき食べたアメのゴミをカバンとかに押しつけ合う、
エコロジーファイトを繰り広げた。
以下略。
ま、そういうかんじだから、今回もわりと、なんも無いだろうね。


ところで、その時たくろーは、
クラスメイトのしゃれた美女に告白していたのである。
身のほどわきまえない暴挙だった。
それを知ったのは半年後で、同じくクラスメイトの子が、
メールでこう言ってきたのだ。
「相変わらず仲良かったよ」
へえ〜。 ……って、あいかわらず?!
なんやねんそれは!!
メールなのでそのままその子につっこんだりもできない。
こ……この苛立ち……これが青春? (違う)


しかしただのぼんくら、たくろーが、
まさか彼女を射止めるとは……。くそう。世の中どうなってんだ!
でもべつに、私がその美女に惚れていたとか言う、
昼メロみたいにフクザツな裏設定はない。
とにかく、たくろーは配下の者だったのに、生意気極まりない展開である。


そんなわけで、今回はたくろーと美女のその後を確認しにいこうと思います。

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 noted by さっか