小馬鹿なさっかの処刑人日記
GET TO HEAVEN.
 + 過去 + 目次  + 未来 +
2000年09月01日(金)
日本建築永遠物語

建築というのは、どこの国のどんな文化でも、
永遠を手に入れようとするものらしい。

でもそうすると、日本の木造建築は残りませんね、と、
今日おかんが、兄貴の大学の教授と懇談会で話したところ、
めちゃめちゃ感動する返事が返ってきた、それを書きますよ、
いいですか皆さん、心の準備は!!

確かにエジプトとかメソポタミアとか、
もし当時パソコンがあったとしても、
やっぱ結局残るのは石だし、
木なんてどんなに頑張ったって五千年は無理。
火事もあるし。日本の建物は歴史に残らない。
ヨーロッパの古い石造りの町並みには負ける。

そこに驚きの旧展開。いい? 準備はいい?
おい日本人、よーく聞いとけよ!!
その教授(藤沢彰先生)はこうおっしゃったのだ!!
「いや、伊勢神宮を御覧なさい」と。
あの建物は毎年毎年、同じものを部分部分取り替えて、
ずっと建て直し続けているんだとか。
「それはつまり、永遠を意味するんですよ」

さあみんな、京都で宮大工になろう。
日本人が生きてさえいれば、日本の建築は
永遠を手に入れられるんです。

 + 過去 + 目次  + 未来 +
 noted by さっか