ビー玉日記 | きのう もくじ あした |
2006年04月06日(木) 患者モデル 喉の奥に何かつまってる。 3月の末から発症したもの。 原因は、たぶん蓄積疲労。 以前同じ症状が出た時は気管支炎を併発してヒドイ目にあったけど、今回は風邪も引いていないし痛みもないので、まあいいや、と放置。 ところが、昨日の夜の残業がたたったのか、今朝起きたらちょっと大きくなっている気がしたので、念のため半休をとって近所の病院に行った。 ほんとは、ちゃんと専門の耳鼻咽喉科に行きたかった。 でも、このあたりの病院よくわかんないし、午後にどうしても休めない会議があって早めに会社に行かなきゃいけなかったし、時間的に止むをえず。 総合病院(風)のクセに大学病院からの日替わり医者ばっかりで、あんまりいい病院じゃないって知ってたんだけど。 参考:2002年02月20日(水) 健康診断と確定申告 呼ばれるのを待っていると、看護士さんに声をかけられた。 「主治医の先生とかご希望の先生はいらっしゃいますか?」 「いいえ。以前に来たのが大分前ですし……」 と答えたら、 「じゃあ、どの先生でもいいですね」 と言われた。 その時に気付くべきだったけど、愚鈍な私は、おまかせします、と言ってしまった。 その後、呼ばれて入った診察室には、若い女の先生が待ち構えていた。 「こんにちは、○○×子です」 「こんにちは。よろしくお願いします」 と礼儀正しい挨拶から診察がはじまった。 最初に症状を伝え、聴診器での診察。 それから、喉の診察。 「うーん。腫れは見えないですねえ」 見えないんだ……。 軽く驚く。 これは気のせいなのか。 確かに、心理的な原因も多少考えられるんだけどさ。 言いたいことが言えないでいるとか。 「つまった感じがするのはとりたいですよねぇ」 「そうですねえ」 先生、そこでファイルを取り出し、ページを繰って、考えはじめた。 待って。それは、何。 カタカナの単語のオンパレード。 ……薬のリストじゃないですか。 せ、先生。大丈夫っすか。研修医か、もしかして。 先生の後ろから、年配の看護士さんの冷ややかな目線を感じた。 通りがかりの若い看護士が、ちらっと気遣わしげにやはり先生の背中を見て行った。 そして看護士たちはカーテンの反対側へ消えていった。 ああっ。あのカーテンの向こうではどんな会話が繰り広げられているんだ。 「患者の前であんなもの見てちゃだめよね」 「まったく。後でしっかり注意しとかなくちゃ」 ↑妄想。 ああ。気の毒。……って、医者の心配してる場合じゃないって。 こうなったら、炎症を抑える薬処方してくれたら、それでいいから。 「これまで薬で何かアレルギー出たことありますか?」 「いいえ。特にありません」 場つなぎの会話をしつつ、私もそっとリストを覗き込む。 見たことのある名前があった。 ロキソニン。 あ、それ。たぶん、よくもらう薬。 それと、胃薬のセットでお願いします。 私の念力が通じた、とは思わないけれども、無事望みどおりの(?)薬が処方されることになった。 患者のクセに、思ったとおりの薬の名前を聞いた時には、 「よくできました、ぱちぱち」 という気分だった。(ちょっと余計な(?)薬もあったけど) 下手に喉の奥に薬塗りたくられるようなことがなくてよかった、と冷や汗。 「これで様子見てください。調子悪かったらまた診せてくださいね」 ……ごめんなさい。もう来る気にはなれないです。許して。 まあ、がんばりたまえ、医者の卵さん。 と、看護士にいびられるであろう女医さんにささやかなエールを送りつつ診察室を出たが、会計で1000円の診察料が告げられた時には、さすがに穏やかな気持ちではいられなかった。 高い。この診察料は高いんじゃないですか? 美容院でカットモデルやったみたいなものじゃないかと思うのですが。 そして、薬もまた1000円した。 はあ。医療費って馬鹿にならない。 健康第一ってことですよ。 やっぱりこの病院はやめよう。 近いという以外のメリットがまったくない。 |
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