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2005年09月04日(日) 平家クライマックス 久々の日曜出勤でした。 休みの日に出るのは好きじゃないけど(アタリマエだ)、 一つのことに集中して取り組めるのが休日出勤のメリット。 平日と仕事の捗り方が違う。 緊急の電話やメールに加えて、ボランティアのパソコンヘルプデスク。 普段いかに集中できていないがよくわかる……。 今日一日で大分やっつけました。 さて、今日はついに大河ドラマ「義経」が壇ノ浦の合戦の巻でした。 やっぱり、日本の俳優は一度は武士をやるべきです。 かっこよいです。 バラエティに出ちゃってイメージ崩れてる人も見違えるくらいキリリとして見えます。 外国の映画の殺陣のシーンでは、派手に見せようとするためか素人目に見ても無駄な動きが多い。「スターウォーズ」もそう。 「くるくる回ってる間に突いたら刺さるでしょ」といつも思う。 それに比べると中国や日本の殺陣のシーンはもっとスマートで魅力的。 (剣道家が見てどう感じるかは知らない) 実は今回の「義経」では外国映画のように現実味の無い無駄な動きが多い。 本物の鎧兜を身に付けたら、あんな身軽に動けないし。 でも、義経はいいの。 天狗に稽古つけられてたんだから、それくらい非現実的な方が。 八艘飛びもちゃんと出ました。 でも、「おいおい、どこ行っちゃうんだよ」って思ったのは私だけでしょうか。 タッキーの飛び方はなかなかよかったけど見せ方としてはちょっとわかりにくかった。 演出としては辛くも及第点というところでしょう。(何者?) でも海上で鎧を着けて6メートルジャンプって、走り幅跳びのマイク・パウエルでも無理じゃないか? (しものせき観光HPより 義経の八艘飛び) 本日の主役はやっぱり平家の大将の平知盛こと阿部寛。 最近三枚目っぽい印象が強かったけど、本気でかっこよかった。 男だね。 『見るべきほどのものはすべて見た』 ああー。私もそう言って会社を辞めたい。(行き着くところは全てここ) そして本日のMVP二人目は、二位尼役の松坂慶子。 入水前に義経を見る視線にぞくっとしました。 さすが大女優。 女は一度腹をくくると何とも潔いもので、 平家の女たちの入水シーンにはぐっときた。 それに比べて、男はだらしない。 平宗盛なんか家来に突き飛ばされてましたが、 私も背中から蹴飛ばしたくなった。 知盛を見習いなさい。 そうは言っても、戦いは空しい。 夕暮れの海に累々と浮かぶ死体。 人間の歴史は本当に、争いの歴史。 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす 奢れる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし たけき者も遂には滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ 『平家物語』 |
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