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2005年08月07日(日) No More Hiroshima 昨日は広島に原爆が落とされてから60年目だった。 朝寝坊の私も一応TVで平和式典を見た。 当時の広島を生き延びた人もどんどん年老いて少なくなっていく。 記憶は薄れていくもの。 でも、引き継いでいくことはできる。 できるだけたくさんの人が本当のことを知ることが大切だ。 もし、日本ではなく他の国が原子爆弾の体験をしたとしたら。 もしかしたらその後にあるのは報復と憎しみの連鎖なのかも。 無差別テロ、アフガニスタン、イラク、 全てそこにあるのは報復と憎しみだ。 宗教とか人種とかそんなどうでもいい分類のせいで。 日本の敗戦がほぼ決定していたあのタイミングで原爆が投下されたことについて、最近は人体実験だったという可能性も指摘されている。 それは私もありえると思う。 巨額の投資をして作ったものをそのまま一度も生かさずに眠らせることはできなかっただろうし、試してみたい、という心理が働いても不思議ではない。 でも事実そうだったとしても、過去は過去であって、今更アメリカを恨むとか憎むとか嫌うとか、そんな感情は日本人の誰の胸にも芽生えてこないのではないか。 日本人にあるのは、「二度とあってはならないこと」という思いだけ。 そんな風に考えられることを誇りにしていいのだと思う。 日本がこの体験をしたのは、日本人なら次に起こることを止められる、日本人にしか止められない、という何かの意志によるものなのかもしれない。 戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命の破壊です。戦争は死です。 この広島の町、この平和記念堂ほど強烈に、この真理を世界に訴えている場所はほかにありません。 この国のすべての男女、全世界のすべての人々に次のように申します。 国境や社会階級を超えて、お互いのことを思いやり、将来を考えようではありませんか。 (故・教皇ヨハネ・パウロ2世 広島『平和アピール』 広島にて 1981年2月25日 より抜粋) カトリック中央協議会 |
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