ビー玉日記
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2004年10月15日(金)  タイ料理のお店にて

夜、残業した後で、会社の先輩女性2人とタイ料理のお店に行った。
昼間は開店していないので、開店しているところ自体見たのが初めて。
小さなお店で、なんだか文化祭で学生が開いているお店みたいな雰囲気のところだった。
働いている人はみんなタイ人らしく、日本語は話すけど料理の名前はタイ語(ちゃんとカタカナになってる)。
写真から辛さや中身を想像する。

オリジナルカクテルで「プーケット」(カシス+ラム+ソーダ)を頼んだら、あまりにも微妙な味で笑ってしまった。
日本にはない味。おいしいかどうかというとどっちかというとまずいけど、飲めないことはない、という。(結局飲んだ)

食べ物は、海老の春巻き(海老を春巻きの皮で包んで揚げたもの)とカニを揚げたもの、魚のスープがおいしかった。
予想通りパセリとかパクチーとかレモングラスがたっぷり使われていて、ヘルシーな感じ。

デザートは、ココナッツのアイスにピンク色のタピオカとココナッツミルクをかけたもの。
タピオカがえらくたくさん入っていて、笑えた。
イクラとかタラコとかトビコのイメージ。

そんなわけで充分満喫したわけだけど、お店の閉店がおもしろかった。
時系列で記録しておこう。
22:15、食べ物ラストオーダー。
22:25、飲み物ラストオーダー。
22:30、いきなり電灯が明るくなった。
22:35、お会計はじまる。
22:40、会計のおつりが返ってきた。
22:45、タイのカラオケを映していたテレビが消された。
22:50、デザートが食べ終わった順に皿がどんどん下げられる。
22:55、「閉店の時間です」と告げられる。

日本の普通のお店だと、申し訳なさそうに「閉店のお時間ですので……」と恐る恐る切り出すものだけど、ここではまるで役所で「受付終了時間が過ぎましたので」というくらいにハッキリ言うのがおかしかった。

お店を出る時には掃除道具が入り口に出ていて、外の明かりは完全に消されていた。

どうも閉店後に店員さんたちは賄いタイムらしく、厨房は忙しく立ち働いていた。
「賄いを閉店後にするっていうのは、時間通りに店を閉めるのに有効かもねー」
「みんな早く食べたいからしっかりお客を追い出すもんねー」
と私たちは感心しながら店を後にした。


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