ビー玉日記
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2004年06月09日(水)  「普通」の人

鷺沢萠さんの「ウェルカム・ホーム!」を読んだ。
この人も、「フツー」ということについて考えた人だったんだなあ、と思うと興味深く、親近感が沸いた。

以下、考えても意味のないこと↓

普通、ってよく言う。
それが全ての基準みたいに。
だけど、何をもって普通とするか、それはハッキリしていない。
おまけに、人によってそのスケールはまったく違う。
不思議だなぁ。
「おおよそ平均的」って意味なんだろうけど、その平均自体の尺度がないってこと。

長い帯の中の大部分が「普通」で、両端が「特別」そんな感じ。
人はなるべく普通であろうとする。
目立ちたがりやはわざわざ「特別」な領域にいくかもしれないけど、大抵はそうだ。
目立ちたくなくても、なぜか「特別」になってしまうことがある。
自分は普通だと思っていても、人の基準では「特別」ということになっていて、思いがけず。

「普通」=「誰でもそう」ってこと。
でも、「誰でも」って誰なんだ、という話。
……はぁ、意味ない。
やめよう。

とにかく、本当は、同じ人は一人として存在しない限り(たとえクローン人間だって一人の個人ではない)、それぞれが違う人生を生きてるし、違う物語をもっている。
それを「普通」って一言でくくるのは難しい、ってこと。


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