ビー玉日記
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2004年04月28日(水)  酔っ払い110番

もう仕事を終えようと片付け始めた時、学生時代からの友人から電話が入った。
「もしもし、Tです」
「はいはい。森崎です。おつかれー」
「え? 仕事中? 大丈夫?」
「いいよ、もう終わるとこだから」
「あのさー、2日、ヒマ?」
「えー? 何かあるの?」
「Kとかとバーベキューやるんだけど」
「今のところ空いてるよ」
「じゃあ、もしデートとかなんか予定が入らなかったら来なよ。他に予定が入ったらそっちを優先しろよ。こっちはどうでもいいから」
要するに、男からの誘いがあったら断るな、と言いたいらしいんだけど、
それと同時に、まあないと思うけど、というニュアンスが暗に込められている。
「さっきからみんなに電話してるんだけど、連休前で捕まるのが森崎しかいないんだよ」
「ああー、そうねー」
連休前に連絡とれる女で悪かったな。
「じゃあ、そういうことで」
「じゃ、また」

ちなみに彼は卒業後すぐに同じ仲間の友人と結婚して、ことあるごとに未婚の私ともう一人の友人(女)に「お前らも早く結婚しろ」とことあるごとに親のように口うるさく言う。
素面の時も口が悪いが、酔うとますます遠慮がなくなる。
今日も既に何杯か入っているようだった。

15分ほどして電車を乗り換えるのに階段を上っているところで、携帯が鳴った。
またしてもT君だ。
日程変更かまたは時間が決定したのかと思って電話を取る。
「もしもし?」
「あのー、Tですけどー。あれ、留守電じゃない?」
「うん。森崎です。留守電じゃないよ」
「2日空いてる? バーベキューやるんだけど」
「は? 知ってるよ。さっきオッケーって言ったじゃん」
「え、嘘」
「さっきかけてきたでしょ?」
「やべえ。おれ、飲みすぎかも」
「そうだね」
「……じゃあ、2日、予定が他に入らなかったら、ということで」
「はい。お大事に」

最近、酔っ払いからの電話が多い。
こっちが暇である限り電話でからまれるのは構わないし、適当に相槌打っていれば相手は満足するらしい(半分話を聞かずにマニキュア塗ってたりする)。
繰り返し同じことを言われたりするとさすがに飽きるけど。
半分ろれつの回ってないような状態で、つれづれなるままにその日の出来事を語る人もいれば。
先のT氏などは、先日久々の集合を知らせる電話の際、「最近どうよ?」としつこく聞いてきた上、「チャンスは作るものだ」ととうとうと講義を行った。

周囲の男性が急に「おじさん」になった気がするのはこういう時だ。
彼らからすれば、私もおばさんへの道を歩んでいるように見えるのかもしれないケド。


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