ビー玉日記
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2004年04月25日(日)  色の印象

金曜日の日記に、新入社員の服が真っ黒だった話を書いたけど、
あれは別に「だから悪い」ってことはなく、ちょっと驚いた、ってことなのであしからず。
黒が好きなら好きでいいのです。
私だって好きだし、ベースには黒を多用します。
無難と言えば無難だし、便利な色です。


私の脳は色に対して過敏らしく、色の記憶とか、色の組合せへの好き嫌いとかが、恐らく人より強烈。

金曜のことは、全部黒、という状況が鮮烈に脳に焼き付いてしまって、過剰反応してしまった。
夢も色が印象に残ることが多く、普通は色のついた夢など見ないと知り、逆に「嘘、マジ?」と驚いたほど、総天然色の夢を昔から見てた。
映画も、色が印象的だったものなんかを好んだりする。
「ムーランルージュ」はまさにそうだし、「シンドラーのリスト」はスピルバーグ監督の計算にはまりすぎというくらい、赤いコートの女の子のシーンが忘れられず、DVDまで買ってしまった。
(結局鑑賞は連休までお預けとなった。)

色の組合せの好き嫌いには、かなりうるさいかも。
例えば朝急いで家を飛び出して、黒のパンツなのに間違えて紺の靴を履いてしまった日(玄関が暗いので時々あるハプニング)には、朝から落ち込む。
まして服の色の組合せを失敗して気に入らないと、もうその日は帰りたくなるくらい恥ずかしい。
ああ、なんでこんなの着ちゃったんだろう、と自己嫌悪で仕事に集中できない。
こんな日は好きな人に会わないことを一日中祈る。
うっかり会ってしまった場合は、用事も早々に済ませて逃げる。

人の服の着こなしも、まずは色の組合せをチェックする。
いい配色があると、「ふーん、こういうのもありだな。今度やってみよう」となる。
逆に自分が好きではない配色だと「これとこれを合わせるとこうなるのか。気をつけよう」だ。

実は密かにメイクも服に合わせる努力をしている。
オレンジのカーディガンの日は、オレンジ系のチークと口紅じゃなきゃ嫌だ。
マニキュアも、ピンク系を塗っていたら、朝から落とす。
誰も気付かないだろうけどね。


だからと言って、私の服の選び方について他人がどう感じているかはわからない。
もしかしたら、こいつセンス悪いな、と思われている可能性も高い。
友人・Mと一緒に買い物に行くと「あ、これ、るうちゃんっぽい」と指差すものが民族系の服(アジアとか中南米の服)だったりするので「着ないよ!」と怒るのだが、それは色のイメージなのか、センスのせいなのか。
オレンジとか明るいグリーンとかを利かせ色に使うことがあるからその印象なんだろうとは思うけど。
私の買い物の戦利品の中には、色に惚れ込んで買ったものの着る機会のない服、なんてのもたんすの底に存在している。


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