ビー玉日記 | きのう もくじ あした |
2004年03月13日(土) おもちゃの町 夕方、停留所でバスを待っていると、西の空に大きな夕日が落ちていくのが見えた。 月が大きく見えたことはあるけれど、太陽があんなふうに見えたのは初めててだと思う。 まるで漫画で描かれるみたいに大きな夕日。 こんなこともあるんだなあ、としばらく見入っているうちに、ビルの向こうに半分隠れてしまった。 時々、町中が映画のセットの一部みたいに感じることがある。 特に夕方の空の下で。 理由はわからないけど、作り物のように感じてしまうくらいに普通の町並みなのだ。 普通ってどういうことかと聞かれるとうまく説明できはしないけど。 通りの向こうのセブンイレブン。 小さな道を入ったところにある豆腐屋さん。 家庭で手作りしたようなパンを売っているパン屋さん。 銭湯の高い煙突。 バス停のバスを待つ人の列と、そこに立ち寄るバス。 常に同じ商品が同じ並びで並んでいる金物屋さん。 自動改札が二つあるだけの小さな駅。 ローカルっぽい小編成の電車。 踏み切り。 草もちのおいしい和菓子屋さん。 おじいさんの薬剤師さんがやっている薬屋さん。 こんな普通の町並みを、私は結構気に入っている。 |
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