ビー玉日記
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2004年03月10日(水)  なんとなく安心するもの

なんとなく安心するもの。

電車に揺られてうとうと居眠り。
陽の光がやわらかくあたためてくれると尚、うれしい。
終点になっても降りたくなくなってしまう。
少し脱線すると、寝台特急での旅行で線路を走る音をうるさくて眠れない人もいるらしいけど、私はかえってその音を聞きながら眠るのが楽しい。

自分が気を許した誰かの気配を身近に感じること。
例えば、夜中にふと目を覚ました時、夜更かししている人がぼそぼそと話しをしている声が聞こえるのとか。
子供の頃、母が弟の出産で家にいなかった時、家で留守番の私はテレビを付けていないと寝なかったそうだが、それもそういうことだったのではないか。
学校時代に短い間寮生活をしたことがあるのだけど、その時も、友だちが夜中に話している声がするのを感じているのが好きだった。
何を話しているのかという認識はなくて、そこに人がいる、という感覚がただ落ち着くらしかった。

自分が信じるお守りを身に付けること。
昔から私は縁起かつぎを意外と大切にしている。
楽団の本番の時とか、大切な試験の日とか、その時々でものは違ったりするけど、何か決まったものを身に付ける。
おばあちゃんの形見の真珠で作ったネックレス。
京都で買った願い事のかなうお札。
など、歴代いろいろのお守りが私の気持ちを落ち着けてきてくれた。
今は、水晶のブレスレットをほぼ毎日身に付けている。

誰かと別れる時、お別れの挨拶をした後で、振り返ってみると相手がまだ見送っていてくれること。


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