ビー玉日記
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2003年08月06日(水)  8月6日に思う

今日は、広島に原子爆弾が落とされた日。

仕事をしている時に、ふと思い出した。
去年までは朝テレビをつけていたので、一緒に黙祷をしたりしてたんだけど、ラジオを使うようになったので、今日の朝はまったく気付かなかった。

8時頃、私はバタバタと出勤の準備をしていた。
「うわ、遅れるー」とか思いながら。

ああいう時間に爆弾が落とされて、そこにいた人たちの人生が変わってしまった。

一瞬にして亡くなった人もいれば、
顔も性別もわからないくらいひどい火傷を負った人、
爆風によるガラスの破片を浴びた人、
倒れた建物の瓦礫の下に埋もれてしまった人、
爆弾投下の後に起こった炎に焼かれてしまった人、
家族や大切な人たちを捨てて泣く泣く逃げた人、
水を求めて川や防火用水に飛び込み、そのまま亡くなった人、
たくさんの死体の山、逃げ惑う人たち、
泣き叫ぶ子供、子供を捜す母親の声。

それが地獄でなければ、何が地獄なんだろう。
今日のあの時間に爆弾が落とされたら、どんなことになっていたんだろう。

それを目撃し体験した人たちは、どんどん年をとって、
いずれはいなくなってしまう。
その時、どれだけの人たちがこのことを次の世代に伝えていけるんだろう。
実際に体験した人の話や絵の迫力や説得力にかなわないとしても、誰かがこれを表現していかなくてはいけないんだと思う。

忘れてはいけない記憶。
時々思い出しておかなければいけないこと。


■NHK原爆の絵 市民が残すヒロシマの記録←先日再放送していた番組

■市民が描いた原爆の絵
(広島平和記念資料館 バーチャル・ミュージアム)


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