ビー玉日記
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2003年07月19日(土)  女の園の物語

近頃遅ればせながら「大奥」(フジテレビのドラマ)にはまっている。
残念ながら第1部の最終回から見出したので、菅野美穂編を見てないんだけど、どうやら再放送をするらしいので(しまった、もうやってるのか!)、それでチェックすればいいか、と思ってる。

今週はビデオにとっていたので、夜中に鑑賞する。
だんだん盛り上がってきたね。
歴史モノが好きな方なので、今までどうしてこういう素材を使わないんだろう、と思っていただけに、楽しめる。
清少納言も是非やってください。絶対イケルから。
(誰もやんないなら私が書くから待ってなさい……って私は何者?)

主人公はまる(池脇千鶴)という嫁入り前の腰掛入社のつもりで大奥に働きにきた女の子。
少しずつキャリアを積んでいきながらも一般人としての視点も忘れない彼女の語りで物語は進んでいく。

野際陽子が相変わらずきっつい姑役。(上様のご生母ね)
この人はもはやこういう役しか回ってこないんだろうか。
かっこいい女優さんなんだけどね。
大奥取締という大奥を仕切るキャリアウーマン(お局さん)が、浅野ゆう子。
この人の大げさな演技は好きじゃないけど、この役に限っては「極道の妻」的なノリでいってよいらしいので、まあ許す。(何様?)
天皇家からやってきた皇女・和宮が、安達祐美。
結構安達祐美って個性的な顔してるなあ、と京都ファッションを見て思ったりする。
脇役陣も、最近よく見かける助演女優揃いで配役のセンスはいい感じだ。

今週は日本舞踊の曲にもある有名な「江島生島」事件がクライマックス。
こないだのご乱心で小鳥食べちゃいました騒動に比べれば衝撃度は少ないけど、どの事件も結局、女はつらいよ、って感じ。

「世の中は女子が動かしている気がするな。大儀なことじゃ」
って将軍様、他人事かいな。


まるの姿が自分みたいに見えてくる。
どの辺がって、何か目的があって入り込んだわけでもない世界にどっぷりはまっちゃって抜け出せなくなっちゃってるとことか、上の人たちに翻弄されちゃって自分は無力なこととか。
ドラマとわかっていても、つい、「大切な人は近くにいるうちにしっかりつかまえておかないとダメだよ」とコブシに力の入る私だった。


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