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2003年04月17日(木) スバラシキ休日 昨日急に、今日の代休を決定した。 「予定してると休めなくなるから当日突然休んじゃえば?」 なんて同じ部署の人に冗談で言われていたのだけど、実際にそういう展開になってしまった。 もちろん昨日のうちに手は打っておいたけど。 最大の理由は、情けないことに、腰痛。 このところ机に張り付いていたのが祟り、腰痛がかなり悪化。 もともと姿勢が悪いのを、時折整体で治してもらっていたのだが、最近はなかなか行く機会ができないままだった。 このままだとどっかのタイミングでギックリ腰なるものになりそうな予兆があったので、平日であるのも構わず予約を入れたという訳。 水曜の夜、実家に帰って泊まり、今日は朝から整体へ。 背骨と骨盤が相当やばいことになっていたらしい。 こんなになる前に来なさい、と叱られつつ、治してもらった。 体が軽くなったところで、あんまり晴れていい天気なので、平日休み系の人に電話をかけてみたが、仕事だった。 でも、いろいろと「ここ行ったら?」「こっちの温泉なんかどう?」と提案をしてくれたので、ついその気になって、品川で文庫本を買い、いらない荷物をロッカーに押し込んで、横須賀線で逗子まで行ってみた。 海です。海。 海は、ワクワクする。 一歩ずつ近づく幸せ。 海からの風。潮のニオイ。 あてずっぽうに歩いていて、キラキラ光る波と砂浜を見つけた時は、感動して涙が出そうになった。 ウィンドサーフィンのメッカ。という感じで、たくさんのサーファーが波に乗っていた。 どれくらい? 30はいたかな? それが、午後の日の光の中で、透明な帆を光らせて目の前を動き回る。 喩えるなら、トビウオの群れみたいだった。 しばらく砂浜を歩いてそれを眺め、座って眺め。 波の音を聴く。押し寄せる白い飛沫を観察する。 海を見ると自分がいかにもちっぽけで、悩みとか辛いと思うこととかがバカバカしく思えてくるから不思議だ。 気持ちも大きくなる。 しばらくマイナスイオンを浴びた後、海岸沿いのファミレスに入った。 海の見えるレストランの窓辺でピンクレモネードを飲みながら、本を読んだ。 実は行きの電車で既に1冊読み終わっていて、既に2冊目だ。 1冊目は、自らの恋愛について女性小説家が書いた愛についてのエッセイ。 2冊目は、ちょっとほろ苦いような切ないようなミステリーの短編集。 読みつかれたら、目を上げる。海がやさしい光を返してくれる。 夕方になって、太陽が直接光を差し込んでくるようになったので暑くなってきたのと、遅くなってはいけないと思い、席を立った。 帰りは大船あたりから急に眠気に襲われ、品川の手前で目が覚めた。 今日は最高に贅沢な休日でした。 誰がなんと言おうとも。 明日からまたがんばろ。 時にはこんな充電方法もあるんだな。 |
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