ビー玉日記
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2002年10月12日(土)  秋の祭り

踊りの帰りに、お祭り見物をした。

このあたりはとても祭りの多いところだ。
私の実家周辺は新興住宅地なので、古くから行われている風習だの祭りだの、っていうのは何もなく、せいぜい盆踊りと初詣で程度の催しくらいしか見たことがないが、ここは本当に昔から行われていることをそのまま続けている地域だ。
この秋の祭りはいくつかやっているのを見たり聞いたりしたけれど、わざわざ見に行ったというよりは、たまたまそういう場面に遭遇しただけ。
今回はちゃんと本腰入れて(?)見に行った。

何しろこの祭りは規模が大きい。
1組30人くらいのグループがまといを振り万灯を担いで、笛や太鼓や鉦を鳴らして歌い踊りながら、いくつもいくつも国道をお寺に向かって通り過ぎていく。
しかもそれが四方からやってくる。
長年この近くに住んでいる師匠に教えてもらって、それらが集結する交差点で長いことその様子を眺めていた。
遠くの方(駅で言うと電車で30分くらいかかる4つ向こうの駅のあたり)からもやってきているグループがあったりして、彼らはずっと歩いてやってきたのかな、と思うとスゴイ。

万灯というのは、紙の花(大概は白いけれど、たまにピンクのものもあった)をたくさん貫いた長いワイヤーを束ねたカサのようなもの。
光がついて、ちょうどクリスマスツリーを担いでるみたいな感じになる。

まといは、まさに時代劇で火消しの人たちが振っている、あれ。
それをいかにうまく振るか、その人の力量を問われるらしく、あちこちでアクロバティックなワザが繰り広げられる。
女の人で上手に回す人もいたけれど、やっぱり男性の力強いワザに目を奪われてしまう。

うまい人のは、まといの回転が速く、まといの首の部分についた房がシャッシャッといい音がする。
リズムが違う。

小さな男の子が見よう見真似でオーダーメイドのミニチュアを一生懸命振っているのもかわいい。
こうやって小さい頃から真似をしていって、お父さんたちのようにベテランになっていくんだろう。

小学生でかっこよく回す男の子なんか見てると、やっぱり精悍な顔つきをしていて、この子は運動ができてクラスの女の子にもてるんだろうなあ、なんて思ってしまう。私なら惚れるね(笑)

こうやって年に一度でも、老いも若きも男も女も一緒になって一つのことをできるところに育った人たちというのは、ちょっとうらやましい。
たぶん普段は親子喧嘩をしたり、おじいちゃんやおばあちゃんと口も利かない、なんてこともあるんだろうけど、この時ばかりは一緒に楽しく騒げる。
こういう時に子供は自分がうまくできないことをやってのける親をかっこいいと思って尊敬したりするんだろうなあ、とまといを振る親子を見ながら思った。


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