ビー玉日記
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2002年09月01日(日)  一生懸命見送る

新聞に、かつて自分の息子を事故で亡くした、ある男性のインタビューが載っていた。
その人はコドモの頃からテレビで見て知っている人で、そんな経験をしていたなんて思いがけず、驚いた。
息子さんの死から30年近く経って、ようやくその話ができるまでになったのだと思うと、切ない。

息子が最後に出て行った時、仕事で忙しくてちゃんと見送らなかったことを今でも後悔している、と言う。
それ以来、誰かを送り出す時は必ず「一生懸命見送る」のだと。

私は自分が誰かに見送られる時、何度か振り返って見る。
たぶん根っからの淋しがり屋だからだと思うけど。
だから誰かを見送る時は、なるべくその人が後ろを振り返らなくなるまで見送っていようと思う。
だって振り向いたらとっくにいなくなってたら淋しいじゃん。

でも最近、そういう気持ちを忘れてたかもしれない。
この週末は実家に帰っていたんだけど、休日出勤の父を見送る時、ちょっとそういう気合が欠けてたかな、と反省した。

「一期一会」って言葉とはちょっと意味が違うのかもしれないけど、誰かと会って別れる時、それはもしかしたら「今生の別れ」となる瞬間かもしれない。
大袈裟過ぎる、と言われるかもしれない。
縁起でもない! って言う人もいるかもしれない。
でも、そういう気持ちで、一つ一つの何気ないことでも大切にしていきたい。
そう改めて思った。


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