ビー玉日記
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2002年07月10日(水)  笑いのツボ

上司のメールはタイプミスが多い。
そういう上司だとこっちは多少気が楽だ。
自分が間違った時に厳しく注意されたりしないから。

それにしても。
いつもは「ああ、これが言いたかったんだな」と黙って了解して、おかしくても笑わずに収めてきた私も、今日ばかりは耐えられなかった。

ちょうど台風の雨が激しくなってきた、定時前。
誰もが外の様子をそれとなく気にしていた。
私もたまった仕事でてんぱっていながらも、時々窓の方に意識を向けていた。
雷は鳴らないな……、と思いつつ、受信メールをチェック。

上司Aさんからccでメールが来ている。
ある人に質問を投げかけるメールだった。

Subject:××に関する質問
「○○さん。元気ですか? 電気でしょうね」

そこまで読んだところで、思わず吹き出してしまった。
向かいの席の女の子がすかさず目を上げて、意味深な視線を送ってきた。
「Aさんからのメールですか?」
もう笑いに支配されてしまった私は、かろうじてうなずいた。
彼女もccでメールを受け取っていた。

傍にAさんがいるので笑ってはいけないと思いつつも、もうこらえられず、私たちは笑い転げてしまった。
その様子に周りの席の人たちが「何、どうしたの?」と反応する。
「箸が転がってもおかしい年頃だからね」とAさん。
い、いや、これは箸どころの問題じゃ……。

早くこの笑いを収めなくては、と思えば思うほどツボにはまって抜けられない。
「何がそんなに?」と皆が不審がる。
「Aさん、このメール……」
息も絶え絶えに、目で訴える。
一応○○さんもこれを受け取ってるわけだし、知っておくのも必要かもしれないし。

Aさんが私のPCの画面を覗きこんだ。
周りの人も少し集まってしまった。(ゴメンナサイ)

ああ。私はなんて悪い部下なんでしょう。
寛大な上司に感謝すると共に、懺悔します。


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