ビー玉日記
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2002年03月24日(日)  涙のワケ

昔、音楽をやっていた時、同じパートの人が、音楽指導の先輩にものすごく厳しいことを言われてしまったことがあった。
後で、先輩が「言いすぎちゃったかな。大丈夫かな。辞めちゃったりしないか?」と私に聞いてきた。
私はその場にいなかったので正確に何を言われたかは知らなかったけれど、叱られてしまった人が涙をこらえているのを見てしまっていた。
大体の察しはついたので、「大丈夫ですよ」と答えた。
それは気休めでもその場しのぎでもなんでもなく、確信があったから。

私もよくヘマをして指揮者に大声で怒鳴られた。
打楽器は出番が少ないし音はでかいし目立つしで、1つの間違いも許されないので、当然のことなのだった。
なんかの差別とか恨みとかで理不尽に叱られるわけではなく、自分で理由がわかっているだけに、「きたっ!」ってなもんである。
そんなのもう慣れっこ(慣れるほど叱られてんのかよって突っ込みもありそうだが)だし、それくらいでびびったりしてたらシンバルなんか叩けない。

私はたまたま人前で涙をこぼすまでにいたらなかったけれど、練習中に泣きそうになったことは何度もある。
でも、泣いたからって誤解しないでほしいのだ。
涙は悲しい時だけのものじゃない。
女優じゃあるまいし涙で許しを乞うつもりなんてない。
ただ、思うようにいかないことが歯がゆくて、自分で自分の力が至らないのが悔しくて、その気持ちがあふれちゃうだけ。

私がいた環境が偶然そうだったのかもしれないけれど、打楽器をやる女性というのは人知れず静かに闘志を燃やす負けず嫌いタイプが多いと思う。
と言っても他人に対して敵対心を抱くのではなく、自分に対して「負けられない」と思う方だ。
こっぴどく叱られてもけろっとしてるので、叱る方としては「コノヤロウ」と思ってたかもしれないけど。

久しぶりに音楽をやってふと思い出したこと。


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