ビー玉日記
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2001年10月14日(日)  そんなもんじゃないはず。

テレビで「アトミック・トレイン」という映画をやっていた。
(注:ネタバレになるのでもしビデオに録画しているのを後で見ようとしていたらこの先は読まない方がいいです)

途中から見たから発端はなんだったのかわからないけど、暴走特急に核爆弾が詰まれていて、それがどんどん大都市に向かっていく、というどこかで他にも見たようなパニックムービー。
でもこの映画のすごいところは、大抵こういうのって間一髪でなんとかなっちゃうもんなんだけど結局どうにもならなくて爆発が起きてしまうこと。
これにはさすがにびっくりした。
最初は観る気じゃなかったのに、思わず最後まで観てしまった。

今の時期にこういうのを放映するって、すごい。
勇気があってこれを放映することで何かを訴えようとしているのか、それとも何も考えてないのか。どっちかだ。

核爆発が起きるかもしれない、という極限状態の中であわてて街を捨てて逃げようとする人たち。車やガソリンの奪い合いや暴動。
こういうのって本当人間の弱さと醜い部分。
やだやだ。
でもきっと実際にこういうことが起きたら、そうなるに違いない。

爆発シーンがまた強烈で、心底ぞっとした。

そういうところがよかっただけに、とても残念で不満だったことが一つある。
それまでのストーリーに時間を費やしすぎたからだと思うけど(主人公一家の人間関係も複雑だったし)、核爆発が起きた後あまりにもすぐにあっさり終わってしまったこと。
爆発しちゃったからにはそれがどれだけひどいものなのかもうちょっとストレートに見せたってよかったのに。
中途半端に希望を持たせるラストなのが「甘い」と思う。
あれじゃ核爆弾が爆発したって「別にたいしたことないじゃん」って思っちゃうよ。
そりゃそこまで深刻に放射能がどうこうとか言わなくたっていいけど。
あそこまでやるんなら、徹底的にやっちゃったってよかったのに。

きっとわかってない。
本当の核爆発は、こんなもんじゃ済まないんだ。
ヒロシマやナガサキの被爆直後の映像や写真を一度でも見たことがあるなら、わかるはず。

こんなこと、絶対に起こりませんように。


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